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2017年3月27日月曜日

2017 最後の卒業式

卒業式に送り出す最後のゼミ生たちと
私は今年度で、早稲田大学を早期定年退職します。そのため、昨日は最後の卒業式になりました。一緒に写っているのが最後のゼミ生たちです。私は、4月からは自分自身のクリニックでの臨床活動に専念します。この日は、卒業生を送り出す会をやって、とても楽しい時間を過ごすことができました。ゼミ生たちも、花束と素敵なプレゼントをくれました。まだまだ続く彼らの人生に栄光あれと思います。

早稲田大学スポーツ科学部では本当に多くを学びました。健康に生活するということの大切さ。そのために、体を動かすということの大事さ。更には、それを通じて人とのコミュニケーションをはかり、相手を尊敬するという気持ち。早稲田大学の前に勤務していた研究所の10年とは全く違った生活でした。

この中で、自分はほんとうの意味での、「健康」を目標として、精神科治療を行うということを学んだ気がします。臨床をやらせていただいていた、あべクリニックではこういったアイディアを様々な形で実践させていただきました。また、平沢記念病院では平澤秀人先生に、高齢者の臨床の多くを学びました。その後、平澤先生は平沢スリープ・メンタルクリニック所沢でオープンされています。

4月からは、自分自身の臨床の場で、今まで学んだことを実践していきたいと思います。そういう意味では、今日は私自身の卒業式でもあります。自分も、卒業生として写真に写っていると思うと、こんなにたくましい同級生と一緒に卒業できるということがとても励みになります。

ここのところ、忙しさもありブログの更新を怠っていましたが、4月からはまたしっかりと更新していきたいと思っています。

2016年11月21日月曜日

上尾シティーマラソン

上尾シティーマラソンに参加しました。参加した理由は、私も来年3月に早稲田大学を退職するので、その前に早稲田大学の駅伝選手たちと一緒に走ってみたかったからです。この上尾シティーマラソンは、ハーフマラソンと5kmのエントリーがありますが、私はハーフでなく、5kmにエントリーしました。

私のエントリーは12011です。
勿論、学生たちはハーフです。たくさんの大学が参加していますが、箱根駅伝へのコンディションチェックの位置づけにもなっているようです。この大会が、学生にとってはとても大事な大会であることは以前から知っていたのですが、参加しようと思ってなかなか参加できずにいました。

結果は、30分を切れたと思いますが、エントリーのナンバーと結果に出ている人の名前が違うなどで、チップによる自分の結果は分かりませんでした。多分28分くらいだと思います。

それよりも、早稲田大学の調子が良かったのがとても嬉しかったです。あと、1年少しで箱根駅伝です。2017年は、是非優勝してもらいたいものです。

2016年8月31日水曜日

2016年 夏のゼミ合宿

BBQ たっぷり食べました
夏のゼミ合宿に行ってきました。当初は、8月28日から30日の予定でしたが、台風の影響を考えて、一泊二日に短縮しました。行き先は、いつも冬にスキーに行っている、苗場です。毎年冬に宿泊している、シュプールイン苗場に宿泊しました。シュプールイン苗場のオーナーは、私のゼミの卒業生のご両親です。いつも、とても親切にしていただきます。

今年は、初めて夏の合宿でしたが、夏の苗場があまりに気持ちが良いので、もっと早くから夏も苗場に来ればよかったと思いました。ついた日は、小雨がぱらついていたのですが、せっかく山に来たからということで、三国山に登りました。登山途中から、だんだん雨が強くなってきて皆ずぶ濡れになりましたが、流石にスポーツ科学部の学生はびくともせず、皆問題なく登頂し、無事に下山しました。

転帰は生憎だったのですが、夜はBBQをして楽しく過ごし、翌日も廃校になった小学校の体育館で卓球などして過ごしました。スポーツ三昧の合宿でしたが、私は来年3月に退職するので夏の合宿はこれが最後になります。学生も嬉しそうで、私も存分に楽しみました。

2016年8月6日土曜日

菅平 野外活動実習 2016

2年前に書いた菅平野外活動実習のヒット数が上がっているのでちょっと驚きましたが、早稲田大学の学生や関係者の方が検索して読んでいただいているのだろうと思います。今年も、今、菅平に行ってきました。2004年から続いているこのプログラムについては、2004年からずっと菅平に来続けていますので、今年で13回めです。雨で根子岳に登れなかった年もありました。プログラム担当から外れた年もありましたが、その時は家族でやってきて根子岳に登りました。

菅平セミナーハウスに付属している芝の運動場です。ラグビー部の合宿で、
秋からのシーズンを控えて、早稲田大学ラグビー部が汗を流すグランドです。
以前は、ここで関東学院大学との練習試合も開かれていました。
その日は、村の祭りのように、ラグビー合宿できている人たちが大勢集まりました。
私は、来年4月に早稲田大学を退職する予定ですので、これがフレッシュマンと登る最後の根子岳登山となりました。

この日は、曇で登りやすい気候でした。ここのところの雨でやや足元が悪かったのですが、何とかけが人もなく往復できました。

この後のキャンプファイアーでは、大雨がふり、キャンプ場の屋根付きの屋外炊飯場でのキャンドルファイヤーでしたが、学生たちは例年通り大変楽しそうにしていました。これから、4年学生生活が更に充実したものになる良い経験ができたと思っています。

2016年6月5日日曜日

早稲田大学ア式蹴球部リーグ戦観戦

5日日曜日に、早稲田大学のサッカー部、ア式蹴球部のリーグ戦を観戦しました。早稲田大学は、伝統的にサッカー部をアソシエーション式フットボールを省略したア式蹴球部と呼んでいます。サッカー部をア式蹴球部と呼ぶ大学は、この他に東京大学があります。ちなみに、慶応義塾大学はソッカー部と呼んでいます。

この日は、さいたま市浦和区の駒場スタジアムで、明治大学を対戦相手として行われました。私のゼミ生であるキーパーの後藤君が出場するのを楽しみに妻と二人で出かけたのですが、残念ながら後藤君はこの日は出場機会に恵まれませんでした。

残念ながら負けてしまいましたが、
次を目指してまた頑張ろうね。
試合をみると、明治大学のパスワークが早稲田大学をやや上回っているように思えました。しかしながら、早稲田大学の守備陣もなかなか堅固な守りで前半は0-0。贔屓目に見てなかなか良い得点に絡むシーンも有ったので、後半に期待をかけましたが、残念ながら後半、明治大学に得点を決められ、その後点を返せずに0-1で負けてしまいました。

ア式蹴球部は、私は早稲田大学に勤務はじめた頃に、賛助会員とさせていただき、その後も機会あるごとにサポートしています。一時期は、ア式蹴球部からたくさん来て、スターティングメンバーの半分以上が私のゼミ生ということもありました。その頃は、自分が監督席に座りたい勢いでした。

こういった試合を見て思うのは、大学スポーツが次第にプロ化しているということです。しかし、これに対して早稲田大学は、勉学との両立を強く全面に出し、体育会にあたる競技スポーツセンターが中心になって、WASEDA ATHLETE PROGRAMを発足させています。私は、このような方法が、やはりカレッジスポーツの魅力を保っていくうえでとても大切だと思っています。

チームを強くするには、お金をつぎ込めば良いと思います。良い選手を高校から探してきて、特待生待遇で入学させる。そして、授業料を免除し宿舎をあたえ、またトレーニングにもお金をかける。そうすれば、強いチームが育つことは間違いありません。しかし、これではプロスポーツとあまり変わらなくなってきます。カレッジスポーツの良い点は、やはり学生としての本分を忘れずにスポーツに励むということなのだと思っています。早稲田大学は、他大学よりもこれを実践しているように思います。

学生や、大学スポーツの関係者の間でこのような議論が更に深まると良いと思っています。

2016年5月14日土曜日

稲門医師会の設立 (Waseda Weeklyの記事)

今年の1月末に、稲門医師会(早稲田大学卒業生で医師になった人たちの同窓会)が設立されたことを書きました。これに関する記事が、Waseda Weeklyという大学の広報誌に出ていますので、取り上げます。

これは、稲門医師会幹部の二人の先生(羽鳥先生、中山先生)と、若い医師(福田先生)、若い研究者(築根先生)の4名での対談の記事です。

稲門医師会の設立記念写真です
私も写っています
個々に取り上げた理由は2つあります。一つは、私も会員で、早稲田大学の教員かつ医師であること。もう一つは、対談をしている福田さんは私の初めての大学院生で、大学院修士課程で、スポーツ精神医学を学ぶ中で、医師を志し、驚くべき努力をして、修士卒業年に山口大学医学部の学士入学に合格して医師になった人だということです。

向かって左から二人目が福田さんです。
数ある優秀な私の大学院・ゼミ卒業生の
一人です。
稲門医師会の目的は、親睦ですが、世間で騒がれているのは、早稲田大学に医学部を作る布石にの一つではないかということです。私は、これについては全く何の情報も持っていません。ただ、もしそうであれば、非常に好ましいことです。

私は今、スポーツ科学部の国際担当副学術院長をしていますが、大学ランキングを上げるためには多くの論文を排出する必要があり、そしてインパクトの高い論文を排出し、多くの予算を勝ち取るにはやはり医学部の存在はとても大きいからです。

慶応大学は、薬科大学を統合し薬学部をつくりましたが、すでに非常にレベルの高い薬学部となっています。早稲田大学がどのような形であれ、医学部をつくれば、最初から普通の医学部ではないものになることは疑う余地が無いと思います。どのような普通でない医学部を作るのか。これまである、理工学部、スポーツ科学部だけでなく、文系の学部も含めた学術的リソースと統合して、様々な基礎分野応用分野にこれらの蓄積を生かしていくことが最初からできるということであるように思います。

写真に写っている羽鳥先生は、初めて設立の会でお会いしましたが、非常にアクティブな方で、日本医師会においても理事職にあって、日本の医療の推進に尽力されておられます。

私も、微力ながら、早稲田大学の医学面での発展には協力していきたいと思っています。


2016年3月27日日曜日

早稲田大学卒業式 2016

3月26日土曜日に、早稲田大学の卒業式がありました。昨年も卒業式についてのエントリーを書きましたが、もうあれから1年立ってしまったわけです。今年は、多くの卒業生と先月タイに行ったりしたので、何かもう大学ではこの学生たちに会えないと思うと寂しい思いです。

早稲田大学の卒業式では、教員が全員壇上に上がります。
その壇上から、総長、学術院長や退職する教員の挨拶、そして博士、修士、
スカラーアスリートらの表彰を行います。私も壇上に上がりました。
壇上から見た卒業式の写真です。

卒業式の後は、毎年のように行う追いコンがあり、昨日も楽しく過ごしました。




2016年3月4日金曜日

北京大学からのADHDの運動療法: スーパーグロバル大学プログラムによる早稲田大学スポーツ国際シンポジウム

本日、文部科学省によるスーパーグロバル大学(SUG)プログラムの、国際シンポジウムが早稲田大学東伏見キャンパスで開かれました。これは、早稲田大学のSGUプログラムの中の、スポーツ科学学術院が中心になっている健康科学のプロジェクトが開いたものです。

最初の発表は、北京大学のDr. DongによるADHDの子供に対する、コンピュータベースおよび、身体運動による介入プログラムの効果についての発表でした。私としては、この発表がいわば最も興味のある発表でした。これについて紹介したいと思います。

Dong先生は、予備的研究として、中国のADHDの子どもたちに対して、コンピュータを用いた身体運動のゲームと、これと同じ身体運動を実際のスポーツとして3ヶ月行いました。

この研究の結果、運動プログラムは様々なテストの結果を改善させ、また教師や両親による子供の評価についても改善したということです。

実際に、ADHDに対しての行動療法は非常に効果があると思います。私がした質問は、このプログラムの間、子どもたちには薬物投与がなされていたかどうかということです。答えは、何人かはその前に薬物投与がなされていたが、プログラム参加時には薬はやめたということです。

私の印象では、薬物はこのような行動療法の効果を更に促進するように思います。我々が、アトモキセチンやメチルフェニデート徐放剤を投与する際に、薬だけで治療をするということはありません。時には、構造化された認知行動療法を導入しますし、そうでなくても日常生活についてのアドバイスを毎回の診療でしています。

私のこういったコメントに対して、Dong先生はそのとおりだともうとのお話でした。今後、このような行動療法と薬物療法の組み合わせが、ADHDの治療をより効率的に行っていくことに繋がると良いと思っています。

2016年2月28日日曜日

タイ国立カセサート大学でのゼミ合宿

ここのところ、一週間ブログを更新していませんでしたが、タイ国立カセサート大学へ、ゼミ生14名を連れてゼミ合宿に行ってきました。このゼミ合宿は、カセサート大学スポーツ科学部長のシリポン・サシモントンクル先生のご好意で実現できたものです。お礼を申し上げたいと思います。

カセサート大学は、バンコク市内にもキャンパスがありますが、我々が訪問したのはバンコクの西北に移動距離で約90kmほど離れたカセサート大学キャンフェンシーンKamphaeng Saenキャンパスです。ここにはスポーツ科学部があり、ここで実際にカセサート大学スポーツ科学部の学生と交流しながら、講義を受け、私も講義をし、また学生も日本における大学生活について発表しました。

カセサート大学学部長 シリポン・サシモントンクル先生(中央向かって右)
とゼミの学生
最終日には、フットサルの試合なども行い、学生からも非常に評判の良い楽しい交流でした。

タイは、ASEANの中では最も経済的発展の著しい国の一つだと思います。また、非常に経験の仏教国で、私は大学間交流のために2014年12月から幾つかの大学を訪問してきました。今回が3回めの訪問になりますが、多くの大学関係者と親しくなりました。そういう中で、タイの文化にも深く振れるようになり、いくつもの文化的興味をもちました。そんなことをこれから何回か書いてみたいと思います。

2016年2月5日金曜日

稲門医師会の設立 (2016年1月31日)

早稲田大学の校友会(同窓会)の一つとして、さる1月31日に稲門医師会が設立されました。これは、日経メディカルにも紹介されました。

設立集会の様子
(日経メディカルより転載)
私も、真ん中の後ろから3番めに写っています。
海老茶色の早稲田のジャージの方の左隣です。
早稲田大学には、医学部がありませんが、早稲田大学から他の医学部に入学して医者になる人の数は、非常に多いと思います。私自身が医者であるということもあり、私の大学院やゼミからも複数の人が医者になっています。そういった人たちが相互に交流し、親睦を深める会として非常に興味深いかいだと思いました。

実際参加してみると、必ずしも理工学部から医学部に行った人がメインではありません。政治経済学部、法学部、や文学部、教育学部などからも多くの人が医学部に入学し、医者になっていることがわかりました。出席してみると、私の滋賀医科大学の後輩も居たりして、新しい出会いもありました。

この会の設立と合わせて勘ぐられるのが、早稲田大学が医学部を作る準備をしているのではないかということです。日経メディカルにもそのようなことが書いてありましたが、我々の耳には全くそのような情報は入ってきていません。しかしそれは別として、早稲田大学に医学部ができれば確かに良いなぁという気はします。すでに、生命理工の分野では多くの研究がなされていますし、スポーツ科学部でも医学に関連した研究は多く行われています。これらが、臨床という場に集結されて、実際の医療の中で実践されていくということがしやすくなれば更に研究が発展すると思います。

会では、みんな早稲田大学に対する思いは一様に強く、何か医学部の同窓会とはまたひと味違った会でした。

2016年1月14日木曜日

変形性膝関節症 (その2)

以前、変形性膝関節症について書きました。その後も、スクワットを続けたところ、大分良くなりました。私は、少し良くなると運動をしてしまい、また具合が悪くなるということを繰り返しがちなので、今回はこれにも注意し、走らずにウォーキングと、サイクルエルゴメーター、そしてスクワットなどの筋トレに専念しました。また体重も減らして、4kgは確実に減量できました。

ほとんど右膝の違和感もなくなったので、先日すこしジョギングをしたところ、流石に心肺機能は少し落ちている感じがしましたが、問題なくジョギングもできました。その後、先日の日曜日に大学で、ゼミ対抗のフットサル大会がありました。この大会は、Kings CUPと言って、教員のサッカークラブ(FC Kings)を早稲田大学スポーツ科学部ができた際に作ったのをきっかけに、学生参加のゼミ対抗のカップ戦をスタートしました。今年で12年目になります。

Kings Cup 試合終了後の集合写真です。
本年は、石井昌幸先生のチームが優勝しました。
20歳前後の学生に混じってフットサルをするわけですから、相当に膝に負担がかかるとは思い、出場はできないなと思っていましたが、いざ試合が始まると我慢できず、出場しました。我々のゼミチームは必ずしも良い成績とはいえませんでしたが、男子も女子も参加して楽しく試合ができました。私の膝は思いの外調子がよく、更に2ゴール決めることができました!

昨年の9月ころの様子を考えると本当に信じられない思いです。電車で、座っている座席から立ち上がる際にも痛みを感じていた膝が、フットサルができるほどになりました。本当に嬉しく思います。筋トレと減量についてアドバイスいただいた、福林徹教授にはほんとに感謝してもしきれない思いです。

これからも、ブルガリアン・スクワットを続け、年をとっても動ける体を維持したいと思っています。

2015年12月1日火曜日

私とジャズと早稲田大学 (Waseda Weekly 過去の掲載記事)

Waseda Weekly 過去の掲載記事
ネットを見ていて、自分が書いた過去の掲載記事があったので紹介したいと思います。消えてしまう前に、私のブログに移動しておきましょう。早稲田のジャズを楽しんでいきたいということが書かれていますが、その後8年間、あまりジャズをやっている学生との交流はありませんでしたね。


私とジャズと早稲田大学


スポーツ科学学術院教授 内田 直
 2003年4月に現職に着任した。当初は趣味をする余裕もなかったが、ここ4年で随分と慣れた。今回はそんなところで、趣味のお話をしたい。
 私は元来ジャズ好きで、滋賀医大時代は京都のライブハウスにピアノで出演したこともある。卒業後医者になり、多忙の中で演奏からは離れていた。米国から帰国して研究所に就職した36歳ころ、女房が結婚式の余興でサックスをやった人が素敵だったという話をした。これだと思った。研究所には実験用の防音室がある。まずは安価なソプラノサックスを買った。37歳の時である。昼休みは素早くランチを取り、毎日小一時間の練習を続けた。1年後、友人の結婚式で『Walz for Debby』を演奏。今考えると恥ずかしい話だが、ピアニストが良かったこともあり、それなりにうけた。それが励みになり精進を続けた。技術が上がると、良い楽器が欲しくなる。40歳の記念に少し高級なテナーを買った。ソプラノよりも表現の幅が広いテナーに魅了され練習。40代半ばごろには、中学時代の友人がピアノを弾いているジャズクラブに出演した。
 しかし、一人で練習するのは持続が大変だ。普段の生活は研究が本務で、そちらをおろそかにすると家族が路頭に迷う。年を取ってからは月日の経つのは早い。気を抜いて、練習しないと、あっと言う間に2、3年は経ってしまい、また一から出直しだ。
 46歳で本学に就職が決まった時、早稲田はジャズということが頭に浮かんだ。数々の優秀なジャズ演奏家を輩出している。モダンジャズ研究会のページを見ても、 北陽一郎(tp)、鈴木良雄(b)、藤本敦夫(comp)、増尾好秋(g)、丸山繁雄(vo)と5名のOBがリストされている。ほかに私の知っている限りでも佐藤達哉(ts)や太田剣(as)などの比較的若手のミュージシャンも「ダンモ」出身のはずだ。タモリの名前も挙げておこう。早稲田の誇るビッグバンド、ハイソサエティオーケストラからも香取良彦(vib)、守屋純子(comp, p)などすごい名前がそろっている。そんな風に私にとって早稲田大学とジャズは一つのイメージを作っていたし、紛れもなく早稲田はジャズの名門校だ。
 勤めて3年が経ち、ブランクを乗り越えて昨年春ごろからぼちぼちと楽器演奏のリハビリをした。昨年後半からは、ジャムセッションにも月に一度くらい参加しだした。そんな中で、早稲田のジャズをこれからは楽しんでみたい。
(2007年5月17日掲載)
Copyright (C) 2007 Student Affairs Division, WASEDA University. All rights reserved.
First drafted 2007 May 17.

2015年10月30日金曜日

チュラロンコン大学訪問

早稲田大学の、スーパーグローバル大学プロジェクトの関連で、タイのチュラロンコン大学を訪問しています。チュラロンコン大学は、タイの初めての大学で、国立大学です。したがって、タイにおける東大のような存在だと思います。ロケーションが大変良く、バンコクのまさに商業のどまんなか、SIAMという地区にあります。周りは、SIAM Paragon, SIAM Center, MBKなどたくさんの商業施設が有り、まさに都会のどまんなかに広大なキャンパスが有るという感じです。話を聞くと、キャンパスの一部は商業施設に貸し出しており、これによって大学の収入の一部を得ているようです。

私は、スポーツ科学部を訪問し、今回は英語で睡眠の講義を行いました。また、今後の早稲田大学との交流についても話し合いを行いました。今回の訪問でタイについて、いろいろ知識を深めたので紹介したいと思います。

チュラロンコン大学での講義の後の記念撮影
1.タイはずっと独立を保ってきた国では有りますが、第二次大戦の末期では、日本軍の駐留が有り、更に、選択肢なく枢軸国側について一時期戦ったということがあったようです。私が、タイはずっと独立を守ってきているということを、チュラロンコン大学の先生と話していると、彼は、そういうことになってはいるが、少なくとも一時期は日本の支配下にあったと言っていました。確かにそういうことが有り、枢軸国側で戦ったことについては、戦後の裁判では敗戦国の中には入らなかったということです。

2.タイの大学には制服が有り、少なくとも学部生は殆どの大学で制服を着用することが義務付けられているようです。そのうち、なくなるかということを話したところ、多分そうなるだろうと言うことでした。ただ、その話の中で、制服については、男子が女子の制服を着ることは認めることになったと話していました。急にそういう話が出てきたので、ちょっと戸惑ったのですが、タイは、セクシュアル・マイノリティに対しての寛容度は非常に高いように思いました。

3.大学における宗教儀式(仏教)にも出席しましたが、仏教が生活の中に深く浸透しています。どのような人にあっても、手を前で合わせてお辞儀をしてくれます。更に、日経の記事でタイの仏教について読んだところ、現在でも若い世代が短期間出家して仏教について学ぶ習慣があると書いてありました。実際に、チュラロンコン大学の先生に聞いてみると、自分もやったと話してくれました。そのように、短期間出家することが、家族にとっても誇りであるようです。僧侶を敬う気持ちが非常に強いことにも感銘を受けました。

4.バンコクは大都会では有りますが、やはり人々の生活は日本よりもゆったりとしているように思いました。私が今回コンタクトしているチュラロンコン大学の先生も、早稲田大学を訪れてカンファレンスに参加した際も、聴衆の殆どが最後まで残っているのには感銘をうけたと言っていました。またいろいろな新聞記事等からの知識を得ているようですが、サラリーマンが夜遅くまで仕事をし、その後飲んで家に帰って、ネクタイしたまま寝込んで朝を迎えるという話を何処かで読んだといって、笑っていました。何か自分も、ゆったりした生活を忘れていたような気持ちになりました。

また、訪れたい国の一つです。

2015年8月20日木曜日

早稲田大学 軽井沢セミナーハウス

早稲田大学には、幾つものセミナーハウスがあります。首都から離れて自然の中に建つセミナーハウスで、休みや学期中の土日に学生と教員が集い、集中して勉強をしたり、リクリエーションをしたりします。

私は、個人的に一番好きなのは、軽井沢セミナーハウスです。軽井沢セミナーハウスは、JR軽井沢駅から更にしなの鉄道で二駅行った信濃追分駅からほど近い場所にあります。北には、浅間山を抱く、本当に広大な敷地です。

軽井沢セミナーハウスの入り口から長く続く道。
その彼方には浅間山が見えます。
これまで、このセミナーハウスは夏のゼミ合宿で3回利用しました。セミナーハウスで、勉強会を行い、あとはスポーツです。テニスをしたり、バスケットボールをしたり、サッカーをしたりです。

記憶に残っているのは、GPSオリエンテーリングをした時のことです。GPSオリエンテーリングは当時の大学院生と一緒に我々が考案したオリエンテーリングの亜型です。これについては、そのうち細かいやり方を書いて紹介したいと思います。

今回は、実は家族と行きました。セミナーハウスは、教職員は家族も利用できるのですが、とても素晴らしい施設なので、ぜひ家族も連れて行きたいとかねがね思っていたのが、今回実行することが出来ました。一日目は雨でしたが、アウトレットや温泉で過ごしました。二日目は天候にも恵まれてとても良い家族旅行が出来ました。

軽井沢は東京からも近く、また利用したいと思っています。

2015年8月3日月曜日

菅平の野外活動実習 2015

早稲田大学では、一年生の夏に菅平で野外活動実習を行っています。学年全体が、交代で2泊3日の野外活動を含む実習を行うわけです。私もこれが始まった2004年度から一年を除いて毎年参加しています。(引率メンバーにならなかった年も、家族で菅平の根子岳には登りました。)
根子岳山頂にて!

学生たちは、大学に入学して大分慣れてきたところで、皆で二泊三日を共にする経験が得られて、とても楽しそうです。

到着した日にウォークラリー、セミナーハウス宿泊、翌日根子岳登山、その夜は飯盒炊爨、テント泊、翌日レクをして帰ります。

いよいよ本格的に大学生になった学生たち、4年生卒業までに皆、大きく成長します。

2015年7月27日月曜日

夏のゼミ合宿 2015

夏のゼミ合宿に行ってきました。今年は、久しぶりに九十九里のペンションに行きました。千葉県のこの付近は、私が若い頃に勤務していた浅井病院があり、よく知っている地域です。

記念撮影
宿泊した真亀という地域は、一番混んでいる砂浜からは少し離れていて、ビーチでいろいろなスポーツを楽しみやすいということも有ります。

やったスポーツは、ビーチバレー、ビーチフットサル、それからビーチ野球です。ビーチでやるスポーツは、下が砂浜ということがあって、非常に足腰のトレーニングになります…と言いますか、足腰がつかれます。私も参加しましたが、なかなか大変でした。

夜はバーベキューをしました。この辺りは、東京や埼玉の内陸部よりも涼しく、夜バーベキューをやるにはとても気持ちのよい気温です。

楽しい二日間でした。

2015年4月24日金曜日

コチュテル (Cotutelle)

現在早稲田大学スポーツ科学学術院の副学術院長(国際担当)の仕事をしている関係で、早稲田大学の国際部との関係もできています。先日は、国際部にある留学センターの主催で行われた留学フェアのレセプションに行ってきました。

国際担当理事や、国際部長とも交流できて非常に有効な時間を過ごしたパーティーでしたが、この中でコチュテルという仕組みについて教えてもらいました。

大学がグローバル化する中で、国際的な大学間の連携が推進されていますが、この枠組の中で博士課程(PhD コース)学生の教育を、2つの(異なった国の)大学の教員が共同で行い、2つの大学の名前のもとに(本籍大学から)博士号を与えるというのがコチュテルの大まかな意味です。

カルガリー大学のHPにその説明がありますので、英語ですが御覧ください。コチュテルは、学生が好きな大学とできるというものではなく、大学どうしが協定を結んで、その中にコチュテルの仕組みを行うという契約をしていなければできません。しかしこの契約があり、その枠組で博士課程の学生が研究を進めることになると、海外にも行って自分の研究の指導を海外の先生にもうしてもらうことができるので大変メリットがあるように思います。

例えば、架空の人物A君という私の博士課程の学生が居たとします。私は、ヨーロッパの同じ分野の研究をしているヨーロッパのB大学の先生と親しく、また共同研究もこれまでしてきたとします。その場合に、研究科どおしあるいは大学通しの協定を結び、コチュテルを行うことが決まっていれば、私とB先生が共同でA君の研究テーマについて話し合い、その結果A君は私とB先生の両方の指導を受けながら研究を進めることができるわけです。この場合、A君は一定期間ヨーロッパに滞在してもよいし、何度かの短期訪問をするということも可能です。また、スカイプなどを通じてB先生の指導を受けても構わないわけです。このようにして、実質的に私とB先生の指導を受ける実績があることが大事です。そして、ひとつの博士論文を書き上げ、これを私の所属する早稲田大学とヨーロッパのB先生の大学に提出し、審査の結果双方からよろしいと認められれば、博士号の学位記には2つの大学の名前の入ったものが(本籍大学から一つ)与えられるわけです。

このような学位は、A君の将来にとってもよい経歴となり、またなんといっても国際性という視点での学習経験も積めるので、今後のA君の研究生活にとってもプラスになるでしょう。このような視点の教育はどんどんと進めていくべきものと思いました。

コチュテルについての日本語の解説が少なかったので書いてみました。

(改訂:2016-12-30)

2015年4月17日金曜日

新鐘 『心と体の不思議』

早稲田大学では、新鐘という学園誌を発行しています。謳い文句として、次のようにHPには書かれています。「早稲田大学学生部が発行する『新鐘』は、「この一冊で早稲田の教育・研究が分かる」をコンセプトに、各号のテーマに基づき早稲田の学問を通して、日本、そして世界の今を読み解きます。そして、その最新号は、 『新鐘(心と体の不思議)』 2015年4月1日発行! です。このリンクは、デジタルパンフレットになっていて、この雑誌全てをオンラインで読むことができます。

この最新号に私も少しだけ書いています。私の書いているのは、41ページの時間と眠気の関係についてです。よろしければ読んでみてください。

さて、この雑誌を紹介したのは、私の文章というよりもこの特集全体が非常に興味深いものだからです。早稲田大学という、医学部のない大学でこれだけ心と体の研究をやっているのかと、感激しました。

理工学部を主体とする生命理工の分野では、様々な研究が行われています。

一方、スポーツ科学部も負けては居ません。この中にも、『アスリートトーク 身体鍛錬の極意』という特集の中に、私のゼミの卒業生である、竹澤健介くん(北京オリンピック、5000m、10,000m走日本代表)も出ています。

オンラインで全て読めますので、ぜひ御覧ください。

2015年4月13日月曜日

スポーツ科学未来研究所 シンポジウム “Bridge the gap between science and application in athletic training” 感想

土曜日の午後に行われたシンポジウムは、90名以上の参加があり、大変盛況でした。取りまとめをした、広瀬統一先生、山内潤一郎先生、本当にご苦労さまでした。

私は、少し遅れての参加でしたが、最初の広瀬先生の講義だけが聞けませんでした。私がついた時には、二番目の演者である、守田優子先生(東京医大睡眠医学講座助教)が話をしていました。この中で、興味深かったのは、不眠の患者さんに対して運動療法を行った結果をお話になった点です。朝行う運動と午後行う運動では、午後行う運動のほうが効果が高いということでした。これは、臨床的に役に立つお話でした。

次に防衛大学校体育学研究室の小西優先生のお話でした。これは、前十字靭帯損傷と神経系の問題についての研究でした。私は、専門でないので必ずしもよくわかったわけではありませんでしたが、神経系との関連については興味のあるところです。

三番目は、寅島静香先生(北海道教育大学岩見沢校)が、妊娠後のスポーツ復帰についてのお話をされました。また、アスリートだけでなく、一般的な妊婦のためのヘルスプロモーションの話もあって、これは、女性にとっては大変重要な課題だと思います。

その後、スタンフォード大学のTammy Morrenoさんというフィジカルセラピー部門の方からの招待講演もありました。彼女は、怪我をした選手が競技に復帰する際にどのような基準で復帰させていくのかという評価の方法について紹介しました。

最後の特別講演では、早稲田大学の鳥居俊先生が、日本陸連における女性アスリートの医科学サポートというお話をされました。これは、女性アスリートの話としてはとても興味深く、そして勉強になりました。

その後の、懇親会にも多くの方が参加され、たいへん盛り上がった会でした。また、開催してほしいという声もあり、検討したいと思っています。

プログラムは以下のとおりでした。

===============================
スポーツ科学未来研究所 シンポジウム
“Bridge the gap between science and application in athletic training”

開催日 : 2015年4月11日(土) 会場: 早稲田大学東伏見キャンパス 205号室
参加費 : 無料
懇親会費: 社会人 1000円、学生 500円 (高校生以下は無料)

13:00      開場
13:30-13:35  開会の挨拶(広瀬統一)

13:40-15:30  シンポジウム    “スポーツ科学は競技力向上や健康増進に貢献できるか?” 
・はじめに:女子サッカー選手のコンディショニング
広瀬 統一  (早稲田大学スポーツ科学学術院)
・中高齢者の不眠症状に対する運動の効果
守田 優子  (東京医科大学 睡眠学講座)
・ACL損傷と末梢神経系の変化 
          小西 優   (防衛大学校 体育学教育室)
・女性スポーツ競技者のためのヘルスプロモーション ~産前産後の事例報告から~      
                寅嶋 静香  (北海道教育大学 岩見沢校)
・まとめ:エクササイズ科学と身体づくり
山内 潤一郎 (首都大学東京 人間健康科学研究科)

座長:山内 潤一郎
15:45-16:45 招待講演
”Use of the Functional Lower Extremity Evaluation in Return to Play Decisions”
       Tammy Moreno (Director of physical therapy, Stanford University)
座長:広瀬 統一
17:00-18:00 特別講演
”女性アスリートのコンディショニングに対するスポーツ医科学の貢献”
           鳥居 俊(早稲田大学スポーツ科学学術院)
                                                                                 座長:内田 直
(早稲田大学スポーツ科学学術院)
18:00-18:05 閉会の挨拶(内田直)

18:30-20:00 懇親会(予定)

2015年4月3日金曜日

早稲田大学入学式 2015

先日卒業式があったと思ったら、今度は入学式です。早稲田大学は2回入学式が有ります。一回は、戸山キャンパスの記念会堂にて、総長も出席するもの。もう一つは、各学部単位で行われる、オリエンテーションも兼ねた入学式です。今年は、1回めは4月1日。2回めは本日有りました。

1回目の会場である早稲田大学戸山キャンパスにある記念会堂は、今年の夏から立て直されますので、当分は使えません。したがって、来年度からは残念ながら、一回目の入学式はしばらく無くなってしまうようです。

1回目の入学式では、各学部の学術院長、副学術院長、教務担当者が登壇します。この時に、教員はみんなガウンをまとうのです。これは、なかなか見ものです。私は、副学術院長なのでガウンを着て登壇しました。このような格好はめったにしないのですが、新しく早稲田大学に入学した学生諸君にはなかなかのインパクトがあると思います。早稲田大学の伝統を感じるのではないでしょうか。

さて、新入生は、これから4年間の学生生活が始まるわけですが、うまくいく学生もいれば、時にはうまくいかない学生も居ます。しかし、これも価値観の問題でみんなが若い時の様々な経験をするという点においては同じです。このような出会いの中で、交流ができた学生は、精一杯サポートしたいと思っています。