2016年5月14日土曜日

稲門医師会の設立 (Waseda Weeklyの記事)

今年の1月末に、稲門医師会(早稲田大学卒業生で医師になった人たちの同窓会)が設立されたことを書きました。これに関する記事が、Waseda Weeklyという大学の広報誌に出ていますので、取り上げます。

これは、稲門医師会幹部の二人の先生(羽鳥先生、中山先生)と、若い医師(福田先生)、若い研究者(築根先生)の4名での対談の記事です。

稲門医師会の設立記念写真です
私も写っています
個々に取り上げた理由は2つあります。一つは、私も会員で、早稲田大学の教員かつ医師であること。もう一つは、対談をしている福田さんは私の初めての大学院生で、大学院修士課程で、スポーツ精神医学を学ぶ中で、医師を志し、驚くべき努力をして、修士卒業年に山口大学医学部の学士入学に合格して医師になった人だということです。

向かって左から二人目が福田さんです。
数ある優秀な私の大学院・ゼミ卒業生の
一人です。
稲門医師会の目的は、親睦ですが、世間で騒がれているのは、早稲田大学に医学部を作る布石にの一つではないかということです。私は、これについては全く何の情報も持っていません。ただ、もしそうであれば、非常に好ましいことです。

私は今、スポーツ科学部の国際担当副学術院長をしていますが、大学ランキングを上げるためには多くの論文を排出する必要があり、そしてインパクトの高い論文を排出し、多くの予算を勝ち取るにはやはり医学部の存在はとても大きいからです。

慶応大学は、薬科大学を統合し薬学部をつくりましたが、すでに非常にレベルの高い薬学部となっています。早稲田大学がどのような形であれ、医学部をつくれば、最初から普通の医学部ではないものになることは疑う余地が無いと思います。どのような普通でない医学部を作るのか。これまである、理工学部、スポーツ科学部だけでなく、文系の学部も含めた学術的リソースと統合して、様々な基礎分野応用分野にこれらの蓄積を生かしていくことが最初からできるということであるように思います。

写真に写っている羽鳥先生は、初めて設立の会でお会いしましたが、非常にアクティブな方で、日本医師会においても理事職にあって、日本の医療の推進に尽力されておられます。

私も、微力ながら、早稲田大学の医学面での発展には協力していきたいと思っています。


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