2018年11月26日月曜日

クリニックテナント選びの経緯

Google Mapに、新しいコメントが寄せられました。開業時にテナントを探していたときのことを思い出して、返信してみました。こちらにも掲載します。
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i Zanguse
 4 日前
駅から微妙に歩く。
(所有者)
たった今
i Zanguse様:コメントを大変有り難うございます。「駅から微妙に歩く。」というコメントには、たくさん思うことがございます。私は、このクリニックのテナントを探していた2年ほど前のことです。私自身は、さいたま市内に子供の頃から住んでおりますので、大宮といえば東口と思っておりました。今でこそ、西口は発展していますが、私が中学生の頃はなんと言っても東口が大宮の繁華街でした。中学生時代に、大宮高島屋ができて、ピーター・マックスの壁画が飾られたのを中学の仲間と見に行ったのを覚えています。ピーター・マックスは、当時一世を風靡したサイケデリックのアーティストで、彼のモザイク壁画は一見の価値があります(http://20thkenchiku.jugem.jp/?eid=380)。更には、東口からは氷川神社の参道へのつながりがあり、その先には大宮公園、大和田公園、そして、盆栽町への連続性があります。また、自然豊かな見沼区も広がっています。

そういったことで、大宮駅の東口が伝統的な大宮の中心であり、そこで開業したいという気持ちは強くあったわけです。また、駅から近いところということも考えていました。できれば旧中山道の駅よりに開業したかったわけです。しかしながら、この地域には新しいビルがなかなかありませんでした。新しいビルを選ぶ理由はバリアフリーという視点です。高齢者の方々にも来院していただくためには、階段をあがってエレベーターに乗るということでは、困難が生じます。また、車椅子の方々にも来院していただけません。そう考えたときに、現在の福呂屋ビルを見つけました。

私の考えていた、旧中山道を渡らないということには合致しませんでしたが、駅から直線の中央通り沿いで、埼玉りそな銀行の斜向かいであるなど、わかりやすい場所にありました。更には、テナントは「スケルトン(内装がしておらず打ちっぱなし)」の状態で、自分の好きなように内装が作れるということも利点でした。そういったことから、すぐにこのテナントに契約しました。

トイレもバリアフリーとし、車椅子の患者様にも使っていただいています。問題点がまったくないわけではありませんが、上記な理由で、「駅から微妙に歩く」結果となったのですが、結果的には良いところで開業したと思っています。