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2015年10月30日金曜日

チュラロンコン大学訪問

早稲田大学の、スーパーグローバル大学プロジェクトの関連で、タイのチュラロンコン大学を訪問しています。チュラロンコン大学は、タイの初めての大学で、国立大学です。したがって、タイにおける東大のような存在だと思います。ロケーションが大変良く、バンコクのまさに商業のどまんなか、SIAMという地区にあります。周りは、SIAM Paragon, SIAM Center, MBKなどたくさんの商業施設が有り、まさに都会のどまんなかに広大なキャンパスが有るという感じです。話を聞くと、キャンパスの一部は商業施設に貸し出しており、これによって大学の収入の一部を得ているようです。

私は、スポーツ科学部を訪問し、今回は英語で睡眠の講義を行いました。また、今後の早稲田大学との交流についても話し合いを行いました。今回の訪問でタイについて、いろいろ知識を深めたので紹介したいと思います。

チュラロンコン大学での講義の後の記念撮影
1.タイはずっと独立を保ってきた国では有りますが、第二次大戦の末期では、日本軍の駐留が有り、更に、選択肢なく枢軸国側について一時期戦ったということがあったようです。私が、タイはずっと独立を守ってきているということを、チュラロンコン大学の先生と話していると、彼は、そういうことになってはいるが、少なくとも一時期は日本の支配下にあったと言っていました。確かにそういうことが有り、枢軸国側で戦ったことについては、戦後の裁判では敗戦国の中には入らなかったということです。

2.タイの大学には制服が有り、少なくとも学部生は殆どの大学で制服を着用することが義務付けられているようです。そのうち、なくなるかということを話したところ、多分そうなるだろうと言うことでした。ただ、その話の中で、制服については、男子が女子の制服を着ることは認めることになったと話していました。急にそういう話が出てきたので、ちょっと戸惑ったのですが、タイは、セクシュアル・マイノリティに対しての寛容度は非常に高いように思いました。

3.大学における宗教儀式(仏教)にも出席しましたが、仏教が生活の中に深く浸透しています。どのような人にあっても、手を前で合わせてお辞儀をしてくれます。更に、日経の記事でタイの仏教について読んだところ、現在でも若い世代が短期間出家して仏教について学ぶ習慣があると書いてありました。実際に、チュラロンコン大学の先生に聞いてみると、自分もやったと話してくれました。そのように、短期間出家することが、家族にとっても誇りであるようです。僧侶を敬う気持ちが非常に強いことにも感銘を受けました。

4.バンコクは大都会では有りますが、やはり人々の生活は日本よりもゆったりとしているように思いました。私が今回コンタクトしているチュラロンコン大学の先生も、早稲田大学を訪れてカンファレンスに参加した際も、聴衆の殆どが最後まで残っているのには感銘をうけたと言っていました。またいろいろな新聞記事等からの知識を得ているようですが、サラリーマンが夜遅くまで仕事をし、その後飲んで家に帰って、ネクタイしたまま寝込んで朝を迎えるという話を何処かで読んだといって、笑っていました。何か自分も、ゆったりした生活を忘れていたような気持ちになりました。

また、訪れたい国の一つです。

2015年3月11日水曜日

スーパーグローバル大学(SGU) 第一回国際シンポジウム~スポーツ科学で楽しく健康に~

文部科学省スーパーグローバル大学創成支援早稲田大学スポーツ科学学術院 健康スポーツ科学モデル拠点 第一回国際シンポジウム~スポーツ科学で楽しく健康に~
が、先日3月4日に早稲田大学東伏見キャンパスで開催されました。

昨年10月から早稲田大学スポーツ科学学術院の国際担当副学術院長をしている関係もあって、このシンポジウムには非常に期待をもっていました。プログラムをご覧ください。ハンガリー、タイ、韓国などから大勢の研究者があつまりとても愉快な雰囲気でのシンポジウムでした。

このシンポジウムでは、私はクロージングリマークスをやったのですが、それよりもこういった集まりをもっと行って、教員だけでなく学生の交流ができると良いと思いました。SGUのヘッドである彼末副学術院長とも、軽井沢セミナーハウスなどで、サマーキャンプなどをして、何日か缶詰で学生・教員が一体になって、議論するような催しができると良いと話し合いました。

国際化には、まずなんといってもみんなが友だちになることです。その中で、国際化の方向性がより明確に見えてくるでしょう。

2015年1月19日月曜日

大学 TOP 100 アジアランキング

スーパーグローバル大学の関連、国際担当になったことから、アジアの大学の、世界TOP100大学ランキングを調べてみました。


23 The University of Tokyo Japan
 さすが東大。今も東大に入るのは大変ですね。
26 National University of Singapore (NUS) Singapore
 華僑が、ビジネスをやる国と思っていましたが、ここのところのアカデミックレベルの上昇はすごいです。
43 The University of Hong Kong Hong Kong
 香港も頑張ってますね。香港も中華人民共和国の一部とすると、中国の国際性はすごいですね。
44 Seoul National University Republic of Korea
 ソウル大学は、日本の東大みたいなものです。
45 Peking University China
 中国の威信をかけた大学ですね。学生の自由度も高いかもしれないが。毛沢東も北京大学の図書館で仕事をしたらしい。
50 Tsinghua University China
 この精華大学のことをあまり知らないのですが、良い大学のようですね。
52 Kyoto University Japan
 個人的には、高校生の頃京大へのあこがれは有りました。私は滋賀医科大学ですが、大学時代は京大にはよく行きました。非常にリベラルな大学で、東大よりも好きな大学ですね。
56 Korea Advanced Institute of Science and Technology (KAIST) Republic of Korea
 よく知りません。
57 Hong Kong University of Science and Technology Hong Kong
 上記と合わせてこのような科学大学が上位に食い込んでいますね。東工大は、ちなみに、125位です。惜しい。
76 Nanyang Technological University Singapore
 これも科学大学。シンガポールも手強い。


まとめ
東大がアジアでは一番。
さらに順位を合計すると(数字は順位の合計)

日本 2校 75
中国 2校 95
香港 2校 100
韓国 2校 100
シンガポール 2校 102

ということで、それでも総合順位も日本が一番ですが、人口の規模を考えたり、香港が中国の一部であることや人口比を考えると、多様性をもった香港やシンガポールには既に抜かれていると言っても良いと思います。韓国は人口は半分以下なのに、よく頑張っているという感想です。

さて、これは欧米流の評価でのTOP100なのですが、大学人の中には、日本の大学がアメリカの大学のようにならなくても良いだろう、という議論をする人も居ます。私も、同感なのですが、一方で、では国際化にはどう日本流に対応するのかということになると、具体的なアイディアはありません。国際化というのは、日本のやり方だけで決めるわけにも行かないことだということが、ここで強く意識されます。そういう点で、香港やシンガポールに学ぶ点は多く有るようにも思いました。