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2018年7月10日火曜日

Chad Lefkowitz-Brown スタンダードセッション

実は、ここのところ(ブログのテーマ写真を見てもわかるように)園芸に凝っていてサックスの練習を怠っていました。楽器をやっている人であればよくわかっていると思いますが、楽器は一日休めば取り戻すのに三日かかると言っても過言ではありません。そうは言っても、毎日練習するというのは難しいとしても、週に4日以上やることはアマチュアレベルでも大切です。

それを、ここのところ4ヶ月ほど休んでいます。なんとなく練習をしない日が増えて、まあいいかなというのが続きました。その前兆としては、開業で忙しかったということもあって、なんとか感覚をキープするくらいしかやっていなかったという状況がここ2年ほどありました。

昨年末には一度エンジンがかかり、このときは一度ジャズクラブのセッションに参加しました。このときの起爆剤にもなっていた、Chad Lefkowitz-Brownをまた聞き出して、練習を再開することにしました。

ミックスリスト - チャド・レフコウィッツ・ブラウン




Lupifaroテナーサックス
彼は、Lipifaro というイタリアのメーカーのサックスを使っているのですが、昨年暮れには、よっぽどこれを購入しようかと思ったくらいです。ちなみにこのサックスは、国内では、御茶ノ水のイシバシ楽器においてありました…すくなくとも、1−2ヶ月前に行ったときには。その前には、多分昨年12月ころに行ったと思いますが、そのときはややエンジンがかかっていたので、試奏もしました。

さて、話を、チャドに戻すと彼はスーパーテクニシャンと思いますが、なんといいますか、アマチュアが巷のジャム・セッションに出かけて、そこで「おお、あいつうまいな」と言われるそのライン上の手の届かないところにいるような演奏を、このスタンダードセッションでは展開しています。

スタンダードセッションというのは、ジャズのスタンダード曲(誰でも知っている多く演奏されている曲)を、みんなで打ち合わせ無しにやるようなセッションです。コード進行は共有されているので、その上で自由に演奏を展開するということです。

ものすごく上手ですが、過剰にはみ出し、アウトフレーズを使うということもなく、かつ、小粋なフレーズをこれでもか、これでもかと出してきます。

夏は、どうしても園芸が忙しいのですが、冬にむけてまた練習を再開したいと思います。目標としては、9月か10月にジャム・セッションにまた出かけることです。まずは、ロングトーン、音階練習から(割と、この地道な練習が私は好きなのですが)、始めたいと、チャドにはえらく触発されました。

2016年3月20日日曜日

春休みの工作 (1)

毎年、2月には入試などの業務があり、3月はじめには国際シンポジウムがあります。これが終わると、卒業式まで少し暇な時期ができます。いわば、これが大学教員の醍醐味といいますか、家でいろいろなことができます。2年前は、この時期に春休みの自由研究のような論文を一つ書きました。
2014年春休みの自由研究
昨年は、車のオーディオの工作をしました。

そして、今年は、日曜大工をしました。私は仕事部屋を持っていません。廊下の一部を仕事部屋としてオープンな空間で仕事をしています。そこも少し手狭になり、もう少し本棚がほしいと思いました。更には、ここのところ音楽はほとんどBluetoothを通じてスマートフォン(Xperia)で聴いているので、それで再生する良いシステムも付いていると良いと思いました。

いろいろ思いを巡らせているうちに、バックロードホーンのスピーカーを作ってみようと思いました。バックロードホーンスピーカーはオーディオ好きの粋人がいろいろとインターネットに書いているので、情報がたくさんあります。どうせ作るなら、最も小さな8cm経のフルレンジスピーカーを使って、バックロードホーンでどれだけ低音を増幅できるのか挑戦してみようと思ったわけです。それで、上部にスピーカー。下部に収納のある、本棚スピーカーを制作してみました。



まだ、途中ではあるのですが、なかなか良いできなので紹介してみたいと思います。春休みの工作で引っ張るつもりまありませんが、この途中経過と、完成した最終形も一度紹介したいと思い、(1)としました。

写真にあるように、アンプはBOSEのPLS-1210というものを使っています。このアンプは、後ろのイコライザーのスイッチがついていて、BOSEのスピーカーに最適な出力を作れるのが特徴ですが、これを一般スピーカーのXの位置にしておくことも大切です。それがわからず、何かボンボンという低音が妙に強調されて割れるような状況でしばらく使っていました。スピーカーユニットはFOXTEXのFE83Enというものをつかました。自作スピーカーの世界では定番のスピーカーのようです。経が8cmの本当に小さなスピーカーですが、良い音を引き出すことができるので驚きました。

結局、写真のようなものをつくりました。内部も撮影したものを掲載します。

スピーカーは音を聴かなければなんとも言えないのですが、バックロードホーンという、スピーカーの後部から長い筒を使って、低音を増幅する仕組みがとてもうまく働くのだということを実感しました。いわば弦楽器の箱が共振して鳴るのと同じ仕組みです。箱全体が鳴るので、楽器がなっているようなイメージが有ります。

もう少しポリッシュ・アップして、本棚なども含めて完成版となった時にもう一度ご紹介したいと思います。

2016年3月15日火曜日

【CD Review】 Midnight Sun - Dee Dee Bridgewater (2011)


ジャズボーカルは、実はあまり聞かないのですが、たまたまテナーサックスのCraig Handyの最近の活動についていろいろとネットブラウジングしていた時に、彼がDee Dee Bridgewaterの歌伴をやっていることを知って、それからDee Deeのアルバムを聞いたりしています。Dee Dee Bridgewaterは、若いころフュージョンバンドをやっていた頃にはいくつかのレコードを買ったことがあります。最近またちょっと気になってGoogle Play Musicで聴いてみたところ、表題のこのアルバムがバラード集として逸品でした。

最近、ジャズボーカルでメインストリームのレコーディングがどうも少ないように思っています。今風のボーカルも良い物は勿論ありますが、このDee Deeのアルバムは、ストリングスも入って、ゆったりとバラードを、メインストリームジャズ、正統派ジャズとして歌い上げています。

録音も良いと思います。ベースの音が、太くしまっているので、これに彼女のボーカルが支えられて、落ち着いて聞けます。ピアノトリオバックになっても、同様にベースのバックにピアノが生きています。

いくつもスタンダードの名曲が入っていますが、私は特にMy Shipが好きです。この曲は、Michael Breckerも演奏していたと思いますが、ボーカルナンバーであることはよく知りませんでした。Dee Deeのボーカルもやはり逸品です。

Dee Dee Bridgewater ‎– Midnight Sun

2011
1 Midnight Sun 7:22
2 Angel Eyes 5:51
3 My Ship 4:56
4 Que reste-t-il? 4:58
5 Lonely Woman 5:21
6 Speak Low 4:17
7 I´m A Fool To Want You/IFall In Love Too Easily 4:09
8 L´Hymne à lÁmour 5:04
9 The Island 3:42
10 Good Morning Heartache 5:11
11 Here I´ll Stay 5:45



2016年1月28日木曜日

【CD Review】 Of Song - Marcus Strickland (2009)

今後時々、ジャズアルバムのレビューをしてみようと思っています。

Of Song - Marcus Strickland
今回は、Marcus StricklandのOf Songsというアルバムです。Marcus Stricklandは2000年代初頭から頭角を表して活躍しているアメリカのジャズサックスプレーヤーです。主には、テナーを用い、P. Mauriatという台湾製の非常に評判の良い楽器を使っていることでも知られています。(このP. Mauriatについては、数年前に台北に行った際に、この楽器製作会社の社長と会って昼食をおごってもらったこともあり、この話をそのうち書いてみようと思います。)

このアルバムは、2009年ですが、現在のところ最新アルバムであると思います。彼は、かなりのテクニシャンであると思いますが、テナーは決してそれをひけらかすことなく、牧歌的でのびのびとした表現力が持ち前の魅力であるように思います。

このアルバムで取り上げられているスタンダード、What's Newはなかなかの出来であるように思います。ピアノの、David Bryantとの掛け合いが絶妙です。

下記のパーソネルで、ドラマーのE.J. Stricklandは、彼の実弟です。

1. Ne Me Quitte Pas (Jacques Brel);
2. Djorolen (Oumou Sangare);
3. What’s New (Haggard / Johnny Burke);
4. Is This Love? (Bob Marley);
5. Pinocchio (Wayne Shorter);
6. It’s A Man’s Man’s World (James Brown / B.J. Newsome);
7. The Party’s Over (Jule Styne);
8. Shadowlands (B. Hornsby);
9. A Memory’s Mourn (Marcus Strickland)

Personnel: saxophonist Marcus Strickland, pianist David Bryant, bassist Ben Williams, drummer E.J. Strickland. Harpist Brandee Younger

2015年12月12日土曜日

Google Play Musicを使ってみて

以前に、Google Play Musicに契約したことを書きましたが、その後これをかなり使っています。これまでは、CDをMp3化したりMp3をダウンロードしたものをUSBなどに入れて、カーオーディオで聞くというのが主な私自身のオーディオ生活でした。そのアルバムの数もかなり多くはなっていますが、9月にGoogle Play Musicに契約して、その後はほとんどこればかり聞くようになりました。3ヶ月あまり使ってみての感想です。

Google Play Music
1.曲数: 私はジャズばかり効きますが、まれにクラシックも効きます。ジャズに関しては、他のクラウド音楽サービスと比べて充実しているように思います。ただ、それでも、あああの名盤を聞きたいなと思った時に、かならずあるとは限らないということは何度か経験しました。それで、その周辺の曲を聞くという結果になるわけですが、なかなか「なんでもある」クラウド音楽サービスは無いものなのだと思いました。

2.思いつた時にすぐ聴ける: 一方で、思いついたものを気軽に聞けるということは、非常に便利です。例えば、先日はスティービー・ワンダーの曲を聴きたいと思って、すぐに聞けましたし、少しマニアックですが、ジェフ・ベックのWiredというアルバムを聴きたいと思った時にすぐに探せました。こういうアルバムは、私にとっては購入するほどのこともないというものなのですが、しかし、そういったものをいつでも聴けるのは便利です。

3.便利なラジオ機能: ラジオという機能があって、これはあるミュージシャンやアルバムを中心として、その周辺の類似した音楽を連続でエンドレスに流してくれる機能です。車で長い時間ドライブしたりするときには非常の重宝します。これによって、新しいミュージシャンや音楽を発見することも有ります。

4.ダウンロード機能: スマートフォンアプリには、ダウンロード機能があって、オフラインで後で聴けるようにファイルをダウンロードすることができます。これは、契約を解除したら聞けなくなってしまうものだと思いますが、それでも気に入ったアルバムを繰り返し聞くようなときには非常に便利です。

早めに入ったので、月額780円という格安で契約していますが、当分は続けてみようと思います。現在のところは、音楽をゆっくり聞くのは車の中という甚だ条件の悪いところでのオーディオライフなのですが、車のスピーカーをJBLとFassというものにしたりして、ある程度の音質は確保できているつもりです。しかし、自宅の静かな部屋で、ゆっくりとオーディオを聴けるような身分になりたいとも思いますね。


2015年12月1日火曜日

私とジャズと早稲田大学 (Waseda Weekly 過去の掲載記事)

Waseda Weekly 過去の掲載記事
ネットを見ていて、自分が書いた過去の掲載記事があったので紹介したいと思います。消えてしまう前に、私のブログに移動しておきましょう。早稲田のジャズを楽しんでいきたいということが書かれていますが、その後8年間、あまりジャズをやっている学生との交流はありませんでしたね。


私とジャズと早稲田大学


スポーツ科学学術院教授 内田 直
 2003年4月に現職に着任した。当初は趣味をする余裕もなかったが、ここ4年で随分と慣れた。今回はそんなところで、趣味のお話をしたい。
 私は元来ジャズ好きで、滋賀医大時代は京都のライブハウスにピアノで出演したこともある。卒業後医者になり、多忙の中で演奏からは離れていた。米国から帰国して研究所に就職した36歳ころ、女房が結婚式の余興でサックスをやった人が素敵だったという話をした。これだと思った。研究所には実験用の防音室がある。まずは安価なソプラノサックスを買った。37歳の時である。昼休みは素早くランチを取り、毎日小一時間の練習を続けた。1年後、友人の結婚式で『Walz for Debby』を演奏。今考えると恥ずかしい話だが、ピアニストが良かったこともあり、それなりにうけた。それが励みになり精進を続けた。技術が上がると、良い楽器が欲しくなる。40歳の記念に少し高級なテナーを買った。ソプラノよりも表現の幅が広いテナーに魅了され練習。40代半ばごろには、中学時代の友人がピアノを弾いているジャズクラブに出演した。
 しかし、一人で練習するのは持続が大変だ。普段の生活は研究が本務で、そちらをおろそかにすると家族が路頭に迷う。年を取ってからは月日の経つのは早い。気を抜いて、練習しないと、あっと言う間に2、3年は経ってしまい、また一から出直しだ。
 46歳で本学に就職が決まった時、早稲田はジャズということが頭に浮かんだ。数々の優秀なジャズ演奏家を輩出している。モダンジャズ研究会のページを見ても、 北陽一郎(tp)、鈴木良雄(b)、藤本敦夫(comp)、増尾好秋(g)、丸山繁雄(vo)と5名のOBがリストされている。ほかに私の知っている限りでも佐藤達哉(ts)や太田剣(as)などの比較的若手のミュージシャンも「ダンモ」出身のはずだ。タモリの名前も挙げておこう。早稲田の誇るビッグバンド、ハイソサエティオーケストラからも香取良彦(vib)、守屋純子(comp, p)などすごい名前がそろっている。そんな風に私にとって早稲田大学とジャズは一つのイメージを作っていたし、紛れもなく早稲田はジャズの名門校だ。
 勤めて3年が経ち、ブランクを乗り越えて昨年春ごろからぼちぼちと楽器演奏のリハビリをした。昨年後半からは、ジャムセッションにも月に一度くらい参加しだした。そんな中で、早稲田のジャズをこれからは楽しんでみたい。
(2007年5月17日掲載)
Copyright (C) 2007 Student Affairs Division, WASEDA University. All rights reserved.
First drafted 2007 May 17.

2015年9月17日木曜日

Google Play Musicに入ってみました

3500万曲聴き放題の定額制音楽配信サービスのGoogle Play Musicに入ってみました。この手のサービスはいろいろ有りますが、私自身はほぼJazzしか聴かないので、国内のサービスよりは、アメリカに拠点をもったサービスのほうが自分の聴きたい音楽を聴くには良いと思います。また、10月18日までに入会すれば、月々780円というのも相当魅力です。

このサービスは、聴き放題ですがファイルを手元に置くことはできないので、インターネットに繋がっていなければ使えません。しかし、殆どの場合、自分はインターネットに繋がっているので、これを払い続ければ、もうCDを買う必要はないかなと思ったりもします。

CDを良いオーディオシステムで聴くことは、確かに音質の良い音楽を楽しむ上では良いのですが、そんな暇は殆ど無いというのが実際のところです。殆どの場合は、カーステレオか、移動中に電車の中で音楽を聞くくらいです。

カーステレオの場合は、Bluetooth接続をしているので、スマートフォンでGoogle Play Musicを再生すれば、まさに3500万曲を選び放題で聴けるというわけです。

もう一つ面白いサービスは、あるミュージシャンの音楽に似た音楽をシリーズで流してくれるラジオ機能です。私の好きなMichael Breckerのラジを試したところ、まさに私の好みの音楽がつづき、時に聴いたことの無いアルバムなども流れて、新しい情報を得ることもできました。

私はジャズが好きで、若い頃はLP盤のレコードを買いました。そのレコードも、学生時代はやはり高価なものなので、一枚を何度も聴くということをしたわけです。そういう意味では、その頃のアルバムを聞くと、ミュージシャンのソロがどう展開していくのかを今でも分かります。

一方、このような配信サービスの形になると、一枚を聴きこむということが少なくなってしまったような気がします。いつでも聴けるため、ついいろいろな音楽を聴くというふうになってしまいます。このような傾向は、良いのか悪いのかわかりませんが、変わってしまったということはあります。

ただ、楽器の練習ということになれば、気に入った一曲のソロをトランスクライブ(譜面に書き留めること)するなどという作業も楽しくしますので、そういう場合には一曲を相当聴きこむということもやはりありますね。

概して考えれば、どこに居ても、昔の好きな音楽も、最新の新譜ジャズも、その時の気分で聴けるこのサービスはありがたいものだと思います。

2015年6月25日木曜日

Mike Stern Band ブルーノート東京

本当に久しぶりに、ブルーノート東京に行きました。たまたま、ジャズクラブに行きたいという、友人の言葉から、ブルーノート東京のスケジュールを調べたところ、Mike Stern Bandを見つけました。Mike Sternは、Miles Davisのグループに一時は所属していたことのあるギタリストですが、なかなかノリの良いリズミックなギターを演奏します。

また、ベーシストはVictor Wootenで、彼もなかなかの業師です。Victor Wootenの演奏はこれまで聴いたことはないのですが、聴いてみたいベーシストの一人でした。

しかし、私がこのバンドを聴きに行きたいと思ったのは、サックスのBob Franceschiniがバンドに入っていたからです。BFのサックスは、パワフルで繊細。彼のライブはぜひ聴いてみたかっということがあります。

私が気にっている、彼のYouTubeの演奏を一つご紹介しましょう…!