2014年4月28日月曜日

アスリートの時差対策 (1)

さて、もう少しするとサッカーワールドカップの話題が沸騰してくる時期になってきました。今年は、ブラジルにて開幕されます。私も、早稲田大学スポーツ科学部の教員ですので、視察に行ってまいります。日本とブラジルは、時差は13時間あるいは11時間。このような時差は地球のどちら周りで数えるかによって決まってきますが、多くの場合は短い方を数えます。例えば、今カリフォルニア都の時差は8時間です。同じ日で数えると、カリフォルニアは16時間遅れていますが、これは8時間の時差があると考えるほうが適当でしょう。ブラジルの場合は、そうすると、11時間と数えるのが良さそうですが、12時間前後になると、どちらでも同じようなものです。

このような時差のある地域への移動は、スポーツに関連しても多くの困難を伴います。スポーツの技能は通常は体温が高い午前10時ころから午後10時ころまでに良いパフォーマンスを行うことができます。ところが、ブラジルのような時差の反対の地域に行くと、昼ころは日本は真夜中です。また、午後の試合であれば、日本は午前2時あるいは3時などという時刻なので、良いパフォーマンスはできません。

こういった場合は、現地に合わせたリズムを出発前に作っていくことが大事です。しかし、アメリカ西海岸やヨーロッパであれば、せいぜい8時間位の時差なので、対策が比較的楽ですが、アメリカ東海岸や、ブラジルとなると、昼夜が全く逆になってしまうので、時差対策は非常に困難になります。

このような時差対策の場合は、少しずつ現地に近づいていくのがよいでしょう。したがって、まずは、アメリカ西海岸の時刻に合わせて日本で早寝早起きにする。そして、西海岸にしばらく滞在し、更に早寝早起きにしてブラジル入りするというような具合です。

このような時差対策は、非常に大切なのですが、まだ充分にアスリートの間に普及しているとも言えません。具体的な方法について何回かに分けて説明してみたいと思います。

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