2014年4月5日土曜日

王立精神科医学会 「こころの健康ガイド」

ある調べ物をしていたら、下記のURLを見つけました。

http://www.rcpsych.ac.uk/healthadvice/translations/japanese.aspx

王立精神科医学会 「こころの健康ガイド」というものです。このページの内容は、精神医学の広い範囲にわたって、専門家でない一般の人向けに書かれています。それぞれの項目も、わかりやすく、QアンドA方式が多く使われています。

こういった、一般向けのページは他にも多くあります。

日本精神神経学会
https://www.jspn.or.jp/forpublic/index.html

厚生労働省 みんなのメンタルヘルス
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/first/index.html

しかし、このページの驚くべきことは、イギリスの王立精神医学会が、自動翻訳でなく日本語でも解説をしているところです。日本語だけではありません、中国語、フランス語、ドイツ語、ヒンドゥー語、アラビア語などさまざまな言語で書かれています。それぞれの言語向けの詳しさはいろいろのようですが、それでも自動翻訳でなく、それぞれの言語向けにどなたかが翻訳活動をしているようです。

このようなアイディアは日本にはありません。歴史の中で一時期は、世界を征服していたイギリスの歴史的背景が大きく関係しているのだと思います。征服するだけでなく、その地域へリーダーとして貢献する。このような視点は、日本が学んでいくべきところだとも思います。

二つのことを考えました。
1.メンタルヘルスに関連したこのサイトはわかりやすく参考になる。
2.世界のリーダーを育てる教育を早稲田大学でするのであれば、このような発想が必要であろうと思われる。

我々の早稲田大学の研究室はこのような国際貢献をどのくらいしているでしょうか。
1.イスラエルの研究者の博士取得について共同研究
2.台湾からの博士課程留学生の教育
3.中国吉林大学との連携
4.(個人的)インド睡眠医学ファカルティースタッフとして睡眠教育への貢献
5.(個人的)グルジア科学アカデミー外国人会員として、グルジア睡眠医学への貢献

昨今の東アジア国際関係は、必ずしも良好とは言えませんが、各個人でこういった貢献を通じて、交流が進められると良いと思いました。

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