2014年6月10日火曜日

肥満は世界に21億人。では、飢えている人は?

私は、朝日新聞のデジタル契約をしているので、だいたい新聞はデジタルで読みます。興味深い記事はたまにスクラップします。それを読み返すということは少ないのですが、後で読もうと思ってスクラップすることはあります。この記事、「肥満の人、世界に21億人 成人、80年から28%増(岡崎明子)」は、非常に興味深く読みました。これによれば、ワシントン大学や東京大学で作っているチームがまとめた情報で、ランセット電子版(5/29)に載ったようです。原典は読んでいません。読んだほうが良いですね。

朝日新聞の記事によれば、BMIが25以上の肥満は世界の人口の男性37%、女性38%だそうです。1980年と比べると成人では28%増え、子供では47%増えたということです。成人の約38%と考えれば、28%増えたのなら1980年は10%くらいしか太っている人は居なかったのでしょうか。日本は男性29%、女性18%となっています。

これを読んで思ったことは2つ。

1.これによって、生活習慣病あるいはメタボリックシンドロームと呼ばれている疾患は更に増えているということ、特に先進国では増加している。これは、精神的な健康度も低下させていることは間違いなく、ますます運動療法の必要性が出てくるということ。生活習慣を改善して、心も体も健康な生活をしていこうということの、重要性が確認された気がします。

2.このように太った人が世界中に増えてきた反面、食料の足りない人の数はどうなんだろうと考えました。ネットで見ると、案の定増えています。下記はネットからのグラフですが、10億人の人が飢えているということです。世界の人口の15%ですね。この現象は、食料の不均一分布という減少も示しているわけです。

肥えた人が増える。餓死する人も増える。このことも考えて、適量を食べること。食料をムダにしないことを考えて生活するということ。体重のことを考えるとき、自分の健康のことだけでなく、世界の人のことも考えてみたいものです。


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