(4)では、私が時差対策を行って非常にうまく言ったオリンピックアスリートのケースについて述べましょう。
アスリートの時差対策は、オリンピックやワールドカップなどの大きな試合の前は、あまり必要がない場合もあります。特にオリンピックの前などは、国がサポートをし前もって現地入りしますので、時差の調節には充分時間があるからです。しかし、それでも試合前の重要な時間を一部時差調節に使って、効率的な練習ができないとすれば、やはりそれでも時差調節をしたほうが良いとは思います。
必要となるのは、大きな大会の予選の国際試合です。個人競技選手であれば、様々な記録会やここの予選会に出場し、記録を伸ばしたりポイントを上げていく必要があるでしょう。しかし、同時にアマチュア競技者であれば、仕事や学業もしなくてはなりませんし、プロであれば他の試合もこなしながら予選会に出て行かなくてはなりません。このような時こそ、時差対策がほんとうの意味で生きてくるわけです。
私は、当時私の学生であった、北京オリンピック陸上5000m、10000mに出場した竹澤健介君の時差対策に協力したことがあります。彼は早稲田大学の競走部に所属をしていて、私のゼミに参加していました。真面目な学生で、指導者のアドバイスが納得できれば、そのとおりにトレーニングをするタイプのアスリートだと思います。彼のようなレベルになると、効果の上がらないトレーニング指導に従ってやるということは無いでしょう。例えば少しやったとしても、効果が上がらないと判断されれば、自分でトレーニングを始めると思います。
この頃、アスリートの時差対策については私自身も十分な経験は無かったので、彼のようなレベルの選手が、誤った時差対策によって、オリンピック出場機会を逃してはいけないと思い、彼へのアドバイスについて、私は非常に真剣でした。
彼に行った時差対策の試合は、カリフォルニア州パロアルト市にある、スタンフォード大学が行う招待試合、Cardinal Invitationalです。記録を見直すと、2007年4月30日のことでした。結果として、彼は学生記録を更新する自己ベストを出し、この記録が評価されて北京オリンピックに参加する結果となったのです。
http://www.runnerspace.com/eprofile.php?event_id=95&do=news&news_id=25329
Event 21 Men 10000 Meter Run Kim McDonald
================================================================
Meet Record: % 28:16.60 1998 Brad Hauser, Stanford Name Year School Finals
================================================================
1 Galen Rupp U Oregon 27:33.48%
2 Galvan David Mexico 27:33.96%
3 Simon Ndirangu New Balance 27:38.56%
4 Alistair Cragg adidas 27:39.55%
5 Jorge Torres Reebok 27:42.91%
6 Ed Moran Nike 27:43.13%
7 James Carney Unattached 27:43.64%
8 Suarez Alejandro Mexico 27:43.92%
9 Takezawa Kensuke Unattached 27:45.59%
10 Michael Aish Nike 27:46.37%
11 Josphat Boit Unattached 27:47.57%
12 Alan Culpepper Nike 27:50.05%
13 Simon Biaru Nike 27:50.71%
14 Josh Rohatinsky Unattached 27:55.86%
15 Reid Coolsaet Canada/Reebok 27:56.92%
16 Seth Summerside Unattached 28:02.51%
17 Ryan Shay Saucony 28:03.44%
18 Kenji Noguchi Shikoku Denr 28:03.83%
19 Tim Nelson Wisconsin 28:04.46%
20 Richard Kiplagat New Balance 28:06.43%
21 Romero JuanCarlos Mexico 28:10.14%
22 Dan Browne Nike 28:10.73%
23 Terukazu Omori Shikoku Denr 28:17.97
24 Martin Fagan Unattached 28:18.30
25 Josh McDougal Liberty Univ 28:27.65
26 Ed Torres Reebok 28:28.10
27 Rod Koborsi Reebok 28:30.03
28 Ryan Kirkpatrick Reebok 28:36.12
29 Mark Kenneally Ireland 28:55.49
30 Andrew Letherby Asics 29:04.97
31 Olmedo Pablo Mexico 29:36.89
32 Mario Macias Unattached 29:42.23
アスリートの時差対策は、オリンピックやワールドカップなどの大きな試合の前は、あまり必要がない場合もあります。特にオリンピックの前などは、国がサポートをし前もって現地入りしますので、時差の調節には充分時間があるからです。しかし、それでも試合前の重要な時間を一部時差調節に使って、効率的な練習ができないとすれば、やはりそれでも時差調節をしたほうが良いとは思います。
必要となるのは、大きな大会の予選の国際試合です。個人競技選手であれば、様々な記録会やここの予選会に出場し、記録を伸ばしたりポイントを上げていく必要があるでしょう。しかし、同時にアマチュア競技者であれば、仕事や学業もしなくてはなりませんし、プロであれば他の試合もこなしながら予選会に出て行かなくてはなりません。このような時こそ、時差対策がほんとうの意味で生きてくるわけです。
私は、当時私の学生であった、北京オリンピック陸上5000m、10000mに出場した竹澤健介君の時差対策に協力したことがあります。彼は早稲田大学の競走部に所属をしていて、私のゼミに参加していました。真面目な学生で、指導者のアドバイスが納得できれば、そのとおりにトレーニングをするタイプのアスリートだと思います。彼のようなレベルになると、効果の上がらないトレーニング指導に従ってやるということは無いでしょう。例えば少しやったとしても、効果が上がらないと判断されれば、自分でトレーニングを始めると思います。
この頃、アスリートの時差対策については私自身も十分な経験は無かったので、彼のようなレベルの選手が、誤った時差対策によって、オリンピック出場機会を逃してはいけないと思い、彼へのアドバイスについて、私は非常に真剣でした。
彼に行った時差対策の試合は、カリフォルニア州パロアルト市にある、スタンフォード大学が行う招待試合、Cardinal Invitationalです。記録を見直すと、2007年4月30日のことでした。結果として、彼は学生記録を更新する自己ベストを出し、この記録が評価されて北京オリンピックに参加する結果となったのです。
http://www.runnerspace.com/eprofile.php?event_id=95&do=news&news_id=25329
Event 21 Men 10000 Meter Run Kim McDonald
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Meet Record: % 28:16.60 1998 Brad Hauser, Stanford Name Year School Finals
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1 Galen Rupp U Oregon 27:33.48%
2 Galvan David Mexico 27:33.96%
3 Simon Ndirangu New Balance 27:38.56%
4 Alistair Cragg adidas 27:39.55%
5 Jorge Torres Reebok 27:42.91%
6 Ed Moran Nike 27:43.13%
7 James Carney Unattached 27:43.64%
8 Suarez Alejandro Mexico 27:43.92%
9 Takezawa Kensuke Unattached 27:45.59%
10 Michael Aish Nike 27:46.37%
11 Josphat Boit Unattached 27:47.57%
12 Alan Culpepper Nike 27:50.05%
13 Simon Biaru Nike 27:50.71%
14 Josh Rohatinsky Unattached 27:55.86%
15 Reid Coolsaet Canada/Reebok 27:56.92%
16 Seth Summerside Unattached 28:02.51%
17 Ryan Shay Saucony 28:03.44%
18 Kenji Noguchi Shikoku Denr 28:03.83%
19 Tim Nelson Wisconsin 28:04.46%
20 Richard Kiplagat New Balance 28:06.43%
21 Romero JuanCarlos Mexico 28:10.14%
22 Dan Browne Nike 28:10.73%
23 Terukazu Omori Shikoku Denr 28:17.97
24 Martin Fagan Unattached 28:18.30
25 Josh McDougal Liberty Univ 28:27.65
26 Ed Torres Reebok 28:28.10
27 Rod Koborsi Reebok 28:30.03
28 Ryan Kirkpatrick Reebok 28:36.12
29 Mark Kenneally Ireland 28:55.49
30 Andrew Letherby Asics 29:04.97
31 Olmedo Pablo Mexico 29:36.89
32 Mario Macias Unattached 29:42.23
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