2014年5月11日日曜日

睡眠総合ケアクリニック代々木 10周年記念パーティー

昨日は帝国ホテル孔雀の間で、睡眠総合ケアクリニック代々木の10周年記念パーティーが行われました。このクリニックは、もともとは、晴和病院に当時おられた、私も指導を頂いた本多裕先生(故人)が開設されたクリニックで、開設当初より本多先生に協力して診療をされていた、井上雄一先生が、その後理事長となって、更に大きく拡大されたクリニックです。日本における、睡眠障害専門外来を行うクリニックとしては最も大きなもので、私も一度見学をさせていただいたことがありますが、PSGを行う部屋もたくさんあり、多くの患者さんが外来に見えていました。今回10周年記念ということで、10年一昔といいますが、もう10年経ったのかと思います。

このような、睡眠専門外来は次第に増えては居ますが、このなかの多くは睡眠時無呼吸症候群を専門に取り扱う睡眠専門外来で、その他の睡眠障害、たとえば、不眠症、ナルコレプシー、ムズムズ脚症候群、概日リズム睡眠障害などは、取り扱っていません。このような、広範囲の睡眠障害の患者さんを受け入れられるクリニックはあまり多くなく、睡眠総合ケアクリニック代々木は、そういう意味でまさに総合ケアクリニックだと思います。

規模は小さいですが、私が勤務しているあべクリニックの睡眠専門外来もある意味では、睡眠総合ケアクリニックだと思います。睡眠時無呼吸症候群から、不眠症や様々な睡眠障害の患者さんが見えています。更に、以前にも書きましたがあべクリニックは、精神科・心療内科一般の診療をしているために、例えば日中の眠気で訪れた方の背景に、ADHDの存在を診断し、こちらのケアを行うということもスムーズにできているという利点もあります。ADHDに睡眠障害が多いことについては、昨日の会でも、昭和大学付属烏山病院病院長の加藤進昌先生が、ご挨拶の中で話されていました。

昨日の会は、関東地区を主体に、睡眠に関連した様々な先生方が集まっておられましたが、私は個人的には、日本大学医学部精神科の内山真教授と久しぶりにゆっくりとお話出来たのが、大きな収穫でした。

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