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2015年9月7日月曜日

第13回 日本スポーツ精神医学会

9月4日から6日、札幌市において第13回日本スポーツ精神医学会が開催されました。会長の井上誠士郎先生始め、石金病院のスタッフの方々、大変ご苦労様でした。今回は、北海道らしくウィンタースポーツのモーグル競技から、伊藤さつきさんの、怪我を乗り越えての講演がありました。また、フットボーラーの井上先生らしく、障害者フットボールについてのシンポジウムが開催されました。

壇上で開会の挨拶をする井上会長
(フットボーラー精神科医)
日本スポーツ精神医学会は、様々な形で発展しています。その幾つかをご紹介したいと思います。

1.会員数の増加
未だに、小さい学会ではありますが、現在は会員数が300名を超えました。

2.メンタルヘルス運動指導士制度
学会では、精神医学の知識を持ちながら、精神科の患者さんに運動指導をするメンタルヘルス運動指導士制度を制定しています。今年度からは、これに加えて更に資格を取りやすい、メンタルヘルス運動指導員の制度を制定しました。指導士は、基本的には医療資格をもって、より臨床に近い場で行う制度ですが、指導員は、スポーツジムなどやヨガ教室で、指導をおこなう人たちが、精神医学の知識ももちながら、また、学会で他の学会員と交流しながら活動することを目的とした制度です。

4.精神障害者スポーツへのサポート
障害者スポーツ大会や、精神障がい者ソーシャルフットボール大会などの活動にたいして、サポートをしています。また、理事がこれらの活動に携わっています。

5.スポーツ心理学との連携
アスリートのメンタルヘルスの問題に対して、日本スポーツ心理学会と連携してサポート体制を構築しようとしています。


このような、活動に興味のある方はぜひ入会をおねがいいたします。
入会は、日本スポーツ精神医学会のホームページより、入会申込書をダウンロードしてお送りください。http://sportspsychiatry.jp/

ぜひよろしくお願いいたします!

2014年4月11日金曜日

精神障害者フットサル

先日、昨年の東京国体(スポーツ祭東京2013)の中で行われた、精神障害者フットサルのDVDが送られてきました。精神障害者のスポーツは、現在バレーボールが正式種目として障害者スポーツ大会の種目となっています。これに加えて、現在フットサルを正式種目に加えるべく、活動をしているわけです。精神障害者スポーツについては、私も委員をしている、日本精神保健福祉連盟のスポーツ振興の委員会が大きな役割を果たしています。

YouTubeに映像があります。大会は、明治学院大学で開催されました。


この前日に、ヨーロッパ各国、南米各国、アジア各国が参加して、精神障害者スポーツ国際化実行委員会も開催されています。この委員会では、国際大会開催に向けて、各国が努力することも宣言されました。

精神障害者スポーツは、主には、統合失調症の患者さんが、ディケアなど社会復帰の活動の中で行っていたものですが、これが次第に競技性を帯びてくるようになりました。2000年からは全国の大会が開かれるようになりました。当初は、競技性を導入することで、プレッシャから精神疾患が悪化するのではないかという心配もありましたが、そういったことはほとんどありませんでした。むしろ、全国大会という大きな目標ができたり、試合を通じて、活動の場が広がり、社会性が広がるなど、多くの良いことがありました。

こういったスポーツ振興には、スポーツ好きの医療スタッフの熱心な活動が欠かせませんし、これが患者さんに対しても、非常に大きなエネルギーとして治療的に働いているのは、とても嬉しいことです。