2015年5月15日金曜日

映画:プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命

私は、J:COMというケーブルテレビを自宅に引いています。もっとも安いプランに入っているので、見られるものはほぼ通常のテレビ放送なのですが、Movie Plusという映画チャンネルもついてくるので、これを時々見ています。最近はテレビでのプログラムだけでなく、オンデマンドで見たいときに見られるようになったのがありがたいです。更に良いのは、スマートフォンやタブレットでも、Movie Plusは追加料金無しで見ることができます。したがって、旅行に行った時などはとても便利です。ホテルで時間が有るときに、携帯で映画をみることができるわけです。携帯電話も最近はとても性能が良いので、さほど苦ではありません。

プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ
これで表題の映画を見ました。ライアン・ゴズリング、ブラッドリー・クーパー、エヴァ・メンデス、レイ・リオッタという有名ドコロが出演しているという他に、非常に内容の深い映画でした。最初は、サーカスのオートバイ曲芸の話かと思ったのですが、ストーリは3部構成で、テーマは人生の負の記憶です。

犯罪者というのは、実際には本当にふとしたことで犯罪に巻き込まれるということが有るのではないかと思います。しかし、自分がやったことが不当だとわかっていても、それがうまく正当化されてしまったら、それで良かったと表面的には思うかもしれません。しかし、本当の心はそうではないかもしれない。それは、何十年たってもこころの中には残っていて、決して忘れることのない記憶として、ふと顔を持ち上げる。そして、これが現実のものとなり自分の前に立ちはだかり、これに頭を下げた時に、本当のやすらぎの時が訪れる。

そんな映画です。なかなかおすすめの映画でした。

2015年5月13日水曜日

滋賀医科大学での睡眠学の講義2015

この時期に、毎年滋賀医科大学の睡眠学講座で講義を行います。昨年も同様のエントリーが有りましたが、やはり母校での講義は良いものです。毎年、母校を訪れられるようにはからって頂いている、滋賀医科大学睡眠学教室の宮崎総一郎教授に感謝しています。

私は、滋賀医科大学の3期生なので、上には先輩は2年分しか居ませんでした。また、滋賀医科大学の創設当時は、まだ校舎ができていなくて守山市の看護学校で授業をやっていました。私の代からは、すべて現在の滋賀医大の校舎で講義を行うようになったわけです。私が入学した頃は、まだ病院は工事中だったと思います。


今回は昨日の夜、瀬田駅につき、駅前のホテルに滞在し、早起きして3-4kmある滋賀医科大学まで歩きました。天気の良い日だったので、気持ちの良いウォークでした。大学について、西門(写真)をはいり、学生時代のとおりに駐車場横をあるいて校舎に入りました。とても30年あまりの月日が経ったとは思えないほど、学生時代の感覚が蘇ってきます。

講義でも最初に学生にこの私が学生時代の話をしました。みんな興味深げに話を聞いてくれたのは嬉しく思いました。6年経ったあと、関東の実家に帰りましたが、学生時代の6年間過ごした土地はやはり何物にも代えがたい価値があると、また今年も実感しました。

2015年5月11日月曜日

金沢能登旅行:加賀屋~エアウィーヴ~七尾市~のどぐろ

ゴールデンウィークに金沢~能登に旅行をしました。この時、今年はちょっと贅沢をして、和倉温泉の加賀屋に一泊しました。加賀屋は、プロが選ぶ日本のホテル総合日本一を35年連続でとっている旅館ということで、期待していましたが、確かによい「おもてなし」と、そして美味しいお料理、でした。

能登半島は、北陸新幹線開通で相当混んでいると思っていましたが、確かに金沢市内はすごい人出でしたが、和倉温泉までくるとゴールデンウィークでもさほどでもありませんでした。しかし、さすがに加賀屋は満室でした。


加賀屋は、全室にエアウィーヴのマットレスが入っていることでも有名です。私は、エアウィーヴとはすでに10年近いおつきあいになります。最初に、エアウィーヴの製品の睡眠に対する効果を調べてほしいと、担当の方が見えたことを覚えています。睡眠については、自分で勉強して、ノンレム睡眠、レム睡眠など非常に睡眠の生理学についての知識を持っておられたのが印象的でした。いろいろと議論し寝具の特徴についての研究として寝返りに関連した研究をしようということになり、このデータを出したことをきっかけに、エアウィーヴの社長の高岡さん(現在はホールディングス会長)とも親しくさせて頂いています。我々の研究室で行ったデータもエアウィーヴのホームページに紹介されています。我が家も家族全員が、エアウィーヴを使っていますが、非常に寝心地が良いです。

さて、加賀屋の有る和倉温泉は七尾市にあります。七尾市は、私は、ナナオというコンピュータモニターの会社でよく知っていました。このあと、ナナオは、EIZO株式会社となって現在はEIZOというブランドで、コンピュータモニターを販売しているようです。現在は、石川県の白山市に本社があるようですね。

七尾市は、自然も豊かで、海の幸にも恵まれています。今回の旅行では、ホタルイカはもちろん楽しみましたが、何と言っても「のどぐろ」が絶品でした。お寿司でも、煮魚でも食べましたが、本当に油の乗った美味しいお魚です。のどぐろというのは、アカムツなんですね。

アカムツ のどぐろ


家族全員で宿泊し、のんびりと能登半島の温泉と食事を満喫したゴールデンウィークでした。

2015年5月8日金曜日

FOOT x BRAIN 5月9日出演 (その2) ドーハの悲劇

出演者の、福田正博選手のことは、もちろん私はレッズサポなのでよく知っていますが、都並さんについては、必ずしも十分に知識があるわけではないので、いろいろとネットを調べてみました。そうすると、非常に興味深いコラムがありました。
都並敏史が語るドーハの悲劇。「オフトは僕とだけ握手をしなかった」
というものです。ドーハの悲劇は、アメリカワールドカップに出場できる権利がもうすぐそこにあった、イラク戦でロスタイムに同点ゴールをイラクに決められ、ワールドカップが消え去ってしまった、あの語りぐさです。都並選手は、この時は怪我で代表で試合に参加ができなかったということのようです。このことを私はちゃんと理解していなかったのですが、このコラムを読むと、都並氏の悔やむ気持ちがひしひしと感じられます。

また、ドーハの悲劇についてもYouTubeで、試合最後のロスタイムに入れられる様子から、中継番組終了までの様子が見られますので、御覧ください。柱谷氏の悔し涙もグッと来ます。試合のフル中継もリンクしました。

この時代から20年。その頃、私は、アメリカから帰ってきて、子供が生まれて、Jリーグ各チームのマスコットのシールなどが配られていたことを思い出します。この20年で日本のサッカーも本当に大きく躍進しました。このように、システムを作り物事を進めるという実例は、自分の仕事にも役立ちます。10年20年先を見据えて積み上げていく。日本のサッカーにはそれがあるように思います。

明日、5月9日出演です!


2015年5月6日水曜日

FOOT x BRAIN (その1) 5月9日出演予定です。

再び告知ですが、テレビ東京の番組、FOOT x BRAIN に5月9日に出演することになりました。私は、あまりテレビを見ないので、この番組のことはよく知らなかったのですが、非常に面白い番組のです。土曜日の夜の放送にもかかわらず、その日のJ-リーグの結果などは一切取り上げず、ただひたすら、日本のサッカーが強くなるためにはどうすれば良いのかだけを取り上げています。

先日、ディレクターの守山龍之介さんという方が訪問されて、いろいろお話させていただいたのですが、本当に専門的な内容にも耳を傾けて、熱心に番組の内容を考えておられました。

番組収録では、サッカーと睡眠という話題について、お話しました。出演者は、レギュラーの勝村政信さんと、皆藤愛子さんのほか、都並敏史、福田正博(ともに元日本代表)のお二人が解説者として参加されました。

最近、スポーツと睡眠について取り上げられることが多くなったのは本当に嬉しい事です。番組がどのような形で放映されるかも非常に楽しみです。

2015年5月5日火曜日

FOOT x BRAIN (その0) 石井昌幸先生

実は私は、5月9日午後11時30分のテレビ東京FOOTxBRAINに出演します!よろしくお願い致します。

この番組はこういった意味で、サッカーを通じてではありますが、スポーツ科学を学べる良い番組であり、ぜひ多くの人に見ていただきたいと思います。

実は先日も私の同僚の石井昌幸先生が出演していました。彼から、出演するという話は聞いていたのですが、内容についてはあまり詳しい話はしていませんでした。FOOT x BRAINという番組は、土曜日の夜11時半という時間帯にもかかわらず、Jリーグの結果などは一切報道しない番組で、ただひたすら日本のサッカーを強くするためにどうしたら良いのかということを考える番組ということで、非常に興味がありました。私が石井先生の回を視聴しても、非常に良い番組だと思いました。勝村政信さんと皆藤愛子さんの視界で、バラエティー番組的な要素もあるのですが、石井先生はひたすらまじめにスタジアムについて論じていました。

早稲田大学スポーツ科学学術院の石井昌幸准教授は、スポーツ史の専門家です。スポーツ史の中でもブリティッシュスポーツの専門家で、毎年英国に滞在し、長い時間を英国の図書館で過ごしているようです。一年間、産業革命によってスポーツという活動にどのような社会的意義の変化が生まれたかなどという質問をすれば、彼は延々と語り始めます。私の大好きな先生の一人です。

今回の石井先生の話の中でも幾つか、興味深いポイントはあったのですが、一番私が印象に残ったのは、スタジアムが共通記憶の場になっている、という話でした。確かに、街全体の人がその街のチームを愛しているヨーロッパでは、スタジアムで起こった感動や悲しみがその土地の共通の記憶の場となってスタジアムに染み付いているのだと言ってもよいでしょう。




2015年5月1日金曜日

家で死ぬのが良い死に方 Dying Well Means Dying at Home (Psychiatric Times)

Psychiatric Timesに、タイトルのような記事が出ていました。病院の無味乾燥な空間で死ぬよりも、自宅で死ぬ選択をすることが幸せなことであり、これに備えることは人生にとって非常に大事なことであるという事が書かれていました。

最近は、高齢者の施設がたくさん出来ています。私の両親もディサービスに通っていますが、このような施設やプログラムは以前はありませんでした。したがって、以前はある程度以上高齢になると、自宅でこたつで昼もうとうと、夜もあまり寝付きが良くないというような生活になりがちで、また体力も落ちてしまうということもありました。もちろん昔でも人によっては、自主的に運動をし、良い生活をしている人も居ました。しかし、多くの人にとってディサービスは生活習慣のリズムをあたえ、人とのつながりを保つよいプログラムです。

一方、介護老人保健施設などもでき、家族の負担が減少しているということは良いことでも有ります。現実に起きていることを見れば、介護の疲れなどから高齢者に暴言を吐いたりするということが起きたりもしています。そういう意味では、施設に入所して毎日の生活に不安がなくなるんは良いかもしれません。

しかしそうは言っても、誰しも自宅で暮らし、その中で人生最後の時を迎えたいという気持ちはあるでしょう。記事の中には、自分がどのような選択をしたいのかを予め書き込むという書式の紹介などもあります。私は、二世帯住宅で高齢者の両親と一緒に住んでいますが、しかし、死ぬときにどうしたいのかを直接聞くということはやはり憚られます。そんな時に、意思の表示をしても良い人は、自主的に医師の表示をし、それを家族が確認できるというようなやや直接性を回避する意思確認システムがあると良いかもしれません。

この記事を読んで、アメリカ人も日本人も、自宅で死にたいということについては、さほど変わりはないのだなと思いました。高齢者と一緒に生活していると、いろいろと考えることも多くありますね。