朝日新聞に非常に興味深い記事がありました。企業のトップが、次第に傲慢になり、その結果経営が危うくなるということが起こるケースが少なからず見られるようです。『トップが助言に耳を傾けず、冷静な判断ができなくなって経営につまずく。これを「傲慢症候群」と名づけ、提唱しているのは神経科医の経歴をもつ、英政治家のデービッド・オーエン元外相・厚生相(76)だ。』とあります。
興味深いので調べてみると、Brainという雑誌にオリジナルの論文が出ていました。Hubris Syndromeというがオリジナルの呼び名です。同名の著書もありますね。時間があれば、読んでみたいものです。
Brainの論文を見ると、アメリカ合衆国とイギリスの大統領や首相について吟味していて、双方とも少なくとも7名がこれに当てはまると表に掲載しています。
確かに、確固たる証拠がないままにイラク攻撃を始めたジョージ・ブッシュにしても、あるいは最近では、ナッツの出し方が悪いと航空機を引き返させた、大韓航空の副社長チョ・ヒョナにしても、間違いなくこれに当てはまると思います。
しかし、これは経営者になるとそうなってくるというのが正しいでしょうか。それとも、傲慢さが社会の中で上り詰める上で必要で、トップの座が手に入った場合にはむしろそれが仇になるというふうに考えたほうが良いのでしょうか。
此処からの考察は、まだ論文もきちんと読んでいないのでできませんが、少なくともBrainの方は読んでみようかと思っています。
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