現在書店に並んでいる「週刊朝日」の「健康寿命を延ばす快眠法 − 極上の眠りに浸る」に、筑波大学櫻井先生、国立精神神経医療研究センター三島先生、とともに私のインタビューが掲載されています。
取材を担当された山内さんも非常に熱心な方で、睡眠についてよく勉強されていました。他の先生方も話しておられますが、やはり十分な睡眠時間を確保することはとても大事なことです。一方で、こう眠らなければならないと過剰に注意が向いてしまう結果、「眠らなきゃでも眠れない」の虜にならないようにしないといけません。
患者さんたちと話をしていると、このように睡眠に過剰な注意が向いてしまう背景には様々な生活上の要因があることがわかります。
睡眠の問題を睡眠をみるだけで解決することは、多くの場合はできません。その患者さんを取り巻く様々な背景をしっかりとお聞きして、患者さんが語るその背景から、ときに自分でも気づいていない生活上の問題をとりあげ、それを同時に解決していくことも大事です。
高齢者の場合には、これに対してなんとかしてあげたいと懸命に頑張る家族の訴えを傾聴することもとても重要な事になってくると思います。
その中に、生活を改善する運動習慣や食事の問題なども取り入れながら、患者さんの興味を他に持っていくことが大事だと思います。このような視点で話をしていくと、時には、睡眠の問題から他の問題に主たる話題が移っていく場合もあります。
この記事は、そういった意味でも、正しい内容によって構成された良い記事で、一読の価値があると思います。
2週間店頭に並ぶようなので是非お買い求めください。