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2016年8月14日日曜日

大迫傑のこと (2016 リオオリンピック)

リオデジャネイロオリンピックは、日本のメダルラッシュで盛り上がっていますね。どの選手も、本当によく頑張って思います。競技によっては、必ずしも日本で良い環境で練習できない選手も居るのですが、それでも精一杯の試合をしている姿は、とても美しく思います。

その中でも、個人的にもよく知っている選手が活躍しているのは、本当に嬉しいことです。今朝のテレビでは、大迫傑君の走りを見ました。大迫君は、2014年に早稲田大学スポーツ科学部を卒業していますが、卒業までの2年半は私のゼミに所属していました。ゼミの同期は、比較的有名な選手としては、湘南ベルマーレの三竿雄斗などがいます。三竿君も私のゼミ生でした。

オリンピックで大迫君が走っている姿をみて、素晴らしいと思いました。彼は学生時代は優れた選手だったとおもいますが、一緒に走った日本人選手を周回遅れにするほどの力があったわけでもなかったと思います。実際に昨年の全日本選手権では優勝を逃して、地面を拳で叩くシーンをみました。しかし、今年の全日本選手権では、他の選手を全く寄せ付けない走りで優勝。オリンピックでは、流石に上位は難しかったのですが、日本人として良い走りをしたと思います。

このような変化は、多分オレゴンナイキプロジェクトでの科学的トレーニングによるものが大きいように思います。彼が、このようなプロジェクトに所属できたのは本当に幸運だったと思いますし、更には、スポーツ科学が記録の向上に非常に有用なのだということを示しているとも思います。

大学時代のことを含めた、競技への考え方に関する彼のブログがありました。アメリカに住んでの彼の感想は、私が1990年からカリフォルニア大学で研究生活を送った時の時の印象とほとんど重複しています。未だに、それはアメリカの特徴なのか、それとも自分が管理職でなく、会議にも何も出席せず、研究だけやれば良い身分だったからなのかは、よく分かりません。ただ、少なくとも日本にはこのようなポジションは少ないのは確かです。多分、競技においてもそうなのではないかと思います。彼が言うところの、目的に向かってシンプルに努力することの大切さは、とても参考になります。今は、この仕事をする。そして、次は次の仕事をするというシンプルさです。このような発想の転換を多くしていく必要のある分野は、スポーツのトレーニングにかぎらず多くあるのではないかと思います。何よりも嬉しく思ったのは、彼がそのようなことに気づき、更にはこれからの人生で、日本の競技の指導者になった時にそれを活かしていける人材に成長しつつあることです。

まだまだ、彼の競技人生は続きますが、多くを感じながら、頑張って欲しいと思います。




2016年7月16日土曜日

オリンピック会場跡地がどうなっているか

宮武嶺さんという方の、衝撃的なブログを拝見したので紹介したいと思います。これまでに開かれたオリンピック会場の跡地がどのようになっているのかということを紹介したブログです。

ブログを改めてここで再掲して紹介する必要はないと思いますので、下記を読んでみてください。とても興味深いブログです。

http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/3cf5b85398830a3d1e79705c133ece93

宮武さんのブログにリンクした画像
これを見ると、多くのオリンピック会場跡地が廃墟になっていることが分かります。アテネオリンピックについては、ギリシャの経済事情を考えればやむを得ないとも思いますが、北京オリンピック会場も、ソチオリンピック会場も、そのうちの幾つかは廃墟と化しているようです。

1964年の東京オリンピック会場は、そう考えると長い間よく使われてきたと思います。多分、詳細に検討するとそうでもない場所もあるのかもしれませんが、上記の状態ということは無いのでしょう。

2020年の東京オリンピック会場については、国立競技場の建て替えから、エンブレムまでいろいろな不祥事がありましたが、私はやはり世界が注目するオリンピックを国民が力を合わせて良い物にしていくという、玉虫色かもしれませんが、そういった考えはやはり大事だと思います。

今年のリオデジャネイロ五輪には、私の教え子も出場します。陸上競技では、ゼミ生だった大迫傑の活躍は目覚ましい物が有ります。また、400Hの野澤啓佑も、居酒屋で飲んだ仲ですし、是非メダルを取ってもらいたいと思っています。

4年に一度、世界が注目するオリンピックを是非日本で成功させるため、国民、東京都民が力を合わせられるように、リーダーたちも心を引き締めて頑張っていただきたいと思います。

私も、微力ながら応援しています。

2015年9月3日木曜日

東京五輪エンブレム使用中止 組織委方針 佐野氏が制作 (朝日新聞記事)

国立競技場の設計変更に続いて、一度は大々的に公開された東京五輪の正式エンブレムが使用中止になりました(朝日新聞記事)。ほんとうに残念であるとともに、このような選定に関わった組織に猛省を促したいと思います。このような、ことが続いた背景にはなにか共通の要素があるように思います。国立競技場にしても、エンブレムにしても何か、華やかな権威に頼って選ばれたような印象を受けます。そして、一度決めてしまったことについて、真摯にその問題に取り組まず、防衛的に対応する結果になっているように思います。


没になった2つのデザイン
また、審査委員会についても、国立競技場もエンブレムも審査委員が会見をするという事態にもなりましたが、これも少なくともある時期は、責任逃れ的な発言が目立ったようにも思います。

一部のネット情報を鵜呑みにするのは良くないかもしれませんが、審査委員も相互に知り合いが多いという情報なども目にすると、中立性が十分に保たれていたのかについて疑いたくなります。

一つ、思うのは、こういう時にこれみよがしに個人攻撃が行われることです。これは、慎まなければならないと思います。このような自体は、問題点を明らかにし、改善の方向をきちんと見出すことが最も重要な事で、個人バッシングのためのバッシングがあってはなりません。

今、国民の総意をきちんと反映した、また多くの人達がこれは良い、我々の代表がしっかりと考えてつくってくれた、そう思えるものを国民が願っていることは間違いありません。是非、そういうものを作り上げる真摯な取り組みをお願いしたいとおもいます。そして、2020年の東京オリンピック・パラリンピックは、是非とも良いものにして、多くの外国からのお客様に満足して帰ってもらいたいものだと思います。