2016年12月3日土曜日

フィデル・カストロ議長の死を悼む (2)

フィデル・カストロ議長との握手
カストロの評価はいろいろと分かれますが、
彼と握手をしたという経験は
やはり記帳なものだと思っています。
到着した革命宮殿は、立派な建物でしたが一体どこにあったのかはよくわかりません。(革命宮殿という言葉は、正式なことがかどうかはよくわからないのですが、そのように日本人の間では呼んでいたと覚えているので、そう書いています。また、Google検索などで調べると、最近はオバマ米国大統領が革命宮殿でフィデル・カストロの弟であるラウル・カストロと面会したということが書かれているので、革命宮殿という名前もそういった建物もあるようですが、地図上ではっきり見つけられませんでした。)チェ・ゲバラの絵の付いた、革命広場の前を通った覚えはあるのですが、どのように通ったのか覚えていません。

革命宮殿のセキュリティーは非常に厳重でした。我々は日本からの公式の訪問団だったので、それでも比較的緩やかだったのだと思いますが、持ち物は全て出すように言われました。そして、持ち物は自分たちとは別の方向に運ばれ、我々はセキュリティーチェックを受けて、建物の中に入るという具合です。中で、持ち物は返してもらえます。

部屋に通され、そこで飲み物などを飲んでいると、いよいよカストロ議長が現れました。本当に胸の高鳴る瞬間でした。カストロ議長は、背の高いガッチリした老人でした。私がお会いしたときは、70代でしたが、現役で執務をこなしており、非常に健康そうでした。

一通りの挨拶が終わったあと、一人ひとりと握手をし、写真はキューバ政府の担当者が撮影いたしました。このときに頂いた写真がこれです。

このあと、少し歓談した後に、午後9時ころに着席の夕食をとりながら、訪問団とキューバ政府関係者との懇談が行われました。

(つづく)

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