機能的MRIの解析法である、Regional Homogeneity (抄訳 部位均一性)について勉強する機会がありました。私は、これまで機能的MRI(fMRI)の研究をやってきたことはありますが、多くの場合はブロックデザインによる、特定の条件での脳の活性化する部位の検出法を使っていました。ブロックデザインとは、あることをやったりやらなかったりする方法です。例えば、手をぐうぱあぐうぱあと動かしている時と、何も動かしていない時を交互に行うと、ぐうぱあぐうぱあと動かしている時に特異的に脳血流が増加する部位が見られます。この部位が、手の動きと関連していると結論付けるような方法です。
このRegional Homogeneity法は、新しい研究法のようで、2004年にZangという人が開発した方法のようです。大まかには、MRIで解析される一つの立方体単位(Voxel)がその周りのVoxelと均一に活動変化があるかどうかを解析します。これによって、あるまとまった部位が同期して活動している様子が観察できるわけです。これは、その部位がある特定の脳機能と関連があることを示すことができるということになります。
開発されて10年位の方法ですが、まだ普及している度合いは低いようです。PubMedにてReHoというキーワードだけで調べてみると、本日のところ262個の文献しか出てきませんでした。しかし、Voxelベースの解析に比べ、関連している活動性をより明確に示せる可能性はあるのではないかと思いました。
参考URL
http://fcp-indi.github.io/docs/user/reho.html
下記の参考URLに掲載されている図へのリンク掲載 Yan and Zang, (2010) によるデフォルトモードネットワークの描出 |
開発されて10年位の方法ですが、まだ普及している度合いは低いようです。PubMedにてReHoというキーワードだけで調べてみると、本日のところ262個の文献しか出てきませんでした。しかし、Voxelベースの解析に比べ、関連している活動性をより明確に示せる可能性はあるのではないかと思いました。
参考URL
http://fcp-indi.github.io/docs/user/reho.html
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。