女性の月経周期とホルモンの関係です 月経前の高温期には、プロゲステロンの 影響で、子宮内膜は肥厚し、体もむくんできます |
図は、女性の月経周期にともなう子宮内膜の肥厚や体温やホルモンの変化を表した図です。このような図は、たくさんの本に出ていますので、ご存じの方も多いと思います。
月経前の約2週間は高温期といって、体温が高くなります。図で言うと上から2番めの赤い線で書かれているのが体温です。矢印の眠い・だるいという時期に体温が高めなのがわかります。
また、その下に紫色でまるい山のように盛り上がっているのが、黄体ホルモンの量を示したものです。この時期は黄体ホルモンの量が多く、これによって子宮内膜は肥厚し、体もむくんでくるわけです。
そして、月経が始まると体温は下がり、黄体ホルモンも少ない状態に移行します。
体温が高く、黄体ホルモンが高く、子宮内膜が肥厚している時期に、なぜ眠気があったり、だるかったりするのかは、詳細なメカニズムはよく分かっていないと思います。月経前には体温が下がっていくので、これが眠気と関係あるということを書いているものもありましたが、推論であって正しいかどうかはわかりません。
しかし、現象としてこのようなことがあるのだということは、よく知っておく必要はあると思います。また、このような現象には個人差があり、この個人差が何からくるものかもよくわかりません。
女性ならではの、このような変化は、男性から見れば「神秘的」ともいえる現象ですね。
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