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2014年9月3日水曜日

鹿児島のタクシー運転手

地方に行って、タクシーに乗るとその地方色がわかることが多くあります。私の患者さんで、タクシーの運転手をしている方がおられますが、以前は大阪でやっていたが、その時はしんどかった。東京に来て、すごく楽ですとおっしゃっていました。何が違うのかというと、大阪ではお客さんと話をする時間がすごく長いということです。東京では、ほとんどお客さんと話をしなくて良いので、行き先を聞いたらあとは黙っていて大丈夫ということでした。もちろんお客さんによっては、話をする人もいるのでしょうが、その割合は非常に少ないようです。

朝、時間に余裕がなくて鹿児島空港までタクシーで行ったのですが、そのタクシーの運転手さんは、非常に愉快な方でした。タクシーで行けば間に合う時間だったのですが、おみやげも買いたいからと話をすると、頑張ってみますと飛ばしてくれました。道すがら、昨日友達の女性二人を載せて、鹿児島観光に連れて行ったのだが、その二人のばあさんが、飲むわ食うわで、自分は運転手だから酒は飲めないし、散々な目にあったというのです。そして、突然、焼酎があるからあげましょうか、というので、遠慮するかなと考えていたところで、「ああ、間違えた、あれは自家用の方に入れておいたんだ。」ということで、いただけませんでしが。その他にも、ETC無しでしたが、ETCのゲートに入って、バックしてその後料金所の人と、「間違えたわ。ETCがついとらんかった。」ということで、料金所の人もそれはそれで普通の対応でした。最後に料金を払う時も、タクシー料金に加えて高速料金の合計を支払おうと聞くと、まあ、これでいいわ、と多少安くしてくれました。

なかなか、豪気な運転手さんだったとも思うのですが、鹿児島の土地柄ということもあると思います。のんびりした佐賀に続いて、鹿児島も大変気に入りました。今年は、これからも九州を訪問する予定があるので、楽しみにしています。

2014年9月1日月曜日

第12回 日本スポーツ精神医学会学会総会・学術集会 鹿児島 (4) 総括

8月30日土曜日に、日本スポーツ精神医学会学術集会が開催されました。私はこれまで、第1回の集会から今回まですべての会に出席していますが、今回の学会はその中でも非常にクオリティーの高い学会であったと思いました。教育講演は、鹿児島大学精神医学教授の佐野輝先生、特別講演は東大名誉教授の武藤芳照先生、鹿児島県サッカー協会顧問の松澤隆司先生でしたが、どのお話も大変興味深く、多くの方がそれぞれのお話に聞き入っていました。私も、時間を忘れてお話を伺いました。シンポジウムも、「スポーツはこころを育む」という内容で充実したものでした。

私は、その中でも一般演題の質の高さに非常に感銘を受けました。これまで、日本スポーツ精神医学会は地方開催の時にはなかなか演題も集まらず、お願いして出してもらうということも有りました。また、演題の中には私の研究室の大学院生が、必ずしも精神医学と直接的な関連があるとはいえない演題を発表することも有りました。しかし、今回は、この学会に発表するために、北海道、群馬、栃木、東京、神奈川、三重、愛知、など九州外からも多くの演題が集まりました。そして内容も非常に興味深いもので、多くの有意義なディスカッションができたと思います。会員数も300を超え、今後さらに増えていくと思います。

プログラムは先に掲載しましたが、患者さんに対して、運動プログラムを実施しその成果を見たものが、増えてきているのは嬉しい事です。また、障害者スポーツも大きく発展してきています。レベルの高いアスリートのカウンセリングや、精神科医と臨床心理士の連携などについても発表がありました。更には、スポーツ現場での暴力についての非常に深い考察が、アンジェ心療クリニックの諸井先生からあり、全体として本当に多くの勉強ができる一般演題発表だったと思います。

懇親会にも多くの先生方が参加され、お開きとなっても多くの参加者の方々がその場を動かずに、話を続けているという状況でした。

来年は、9月第1週に札幌で開催されます。石金病院の井上誠士郎先生が会長となられますが、これもまた非常に期待できる学会であると思います。

日本スポーツ精神医学会、これからも応援よろしくおねがいいたします!
理事長 内田直