2016年3月20日日曜日

春休みの工作 (1)

毎年、2月には入試などの業務があり、3月はじめには国際シンポジウムがあります。これが終わると、卒業式まで少し暇な時期ができます。いわば、これが大学教員の醍醐味といいますか、家でいろいろなことができます。2年前は、この時期に春休みの自由研究のような論文を一つ書きました。
2014年春休みの自由研究
昨年は、車のオーディオの工作をしました。

そして、今年は、日曜大工をしました。私は仕事部屋を持っていません。廊下の一部を仕事部屋としてオープンな空間で仕事をしています。そこも少し手狭になり、もう少し本棚がほしいと思いました。更には、ここのところ音楽はほとんどBluetoothを通じてスマートフォン(Xperia)で聴いているので、それで再生する良いシステムも付いていると良いと思いました。

いろいろ思いを巡らせているうちに、バックロードホーンのスピーカーを作ってみようと思いました。バックロードホーンスピーカーはオーディオ好きの粋人がいろいろとインターネットに書いているので、情報がたくさんあります。どうせ作るなら、最も小さな8cm経のフルレンジスピーカーを使って、バックロードホーンでどれだけ低音を増幅できるのか挑戦してみようと思ったわけです。それで、上部にスピーカー。下部に収納のある、本棚スピーカーを制作してみました。



まだ、途中ではあるのですが、なかなか良いできなので紹介してみたいと思います。春休みの工作で引っ張るつもりまありませんが、この途中経過と、完成した最終形も一度紹介したいと思い、(1)としました。

写真にあるように、アンプはBOSEのPLS-1210というものを使っています。このアンプは、後ろのイコライザーのスイッチがついていて、BOSEのスピーカーに最適な出力を作れるのが特徴ですが、これを一般スピーカーのXの位置にしておくことも大切です。それがわからず、何かボンボンという低音が妙に強調されて割れるような状況でしばらく使っていました。スピーカーユニットはFOXTEXのFE83Enというものをつかました。自作スピーカーの世界では定番のスピーカーのようです。経が8cmの本当に小さなスピーカーですが、良い音を引き出すことができるので驚きました。

結局、写真のようなものをつくりました。内部も撮影したものを掲載します。

スピーカーは音を聴かなければなんとも言えないのですが、バックロードホーンという、スピーカーの後部から長い筒を使って、低音を増幅する仕組みがとてもうまく働くのだということを実感しました。いわば弦楽器の箱が共振して鳴るのと同じ仕組みです。箱全体が鳴るので、楽器がなっているようなイメージが有ります。

もう少しポリッシュ・アップして、本棚なども含めて完成版となった時にもう一度ご紹介したいと思います。

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