2016年5月2日月曜日

生活習慣病予防の歩数の目安 (日経記事)

歩いて病気予防、目安は?
やりすぎると免疫力低下
糖尿病なら1日8000歩、早歩きで負荷プラス

上記のような、日経の記事が出ていました。有料記事でないと思いますので、どなたでも読めるのではないでしょうか。

これをみると、やはり歩く習慣をつけるのは良いということが書かれています。しかし、やり過ぎると免疫力が低下するということですが、やり過ぎるというのは相当の距離を毎日歩くというような意味です。勿論、体力の個人差がありますから、何キロ歩いたらということはありませんが、例えばフルマラソンを走った後は風邪を引きやすくなります。そう考えると、毎日へとへとになるほど歩くのは良くないかもしれません。

一方で、トレーニングをすると体力がつくので、次第に同じ距離でも負荷が少なくなってきます。このようなことについても考えることも必要だと思います。この記事では、その点については触れられていませんでした。

この記事の中でインタビューされている赤間教授は私の同僚ですが、ご自身も運動されて減量されていました。やはり、自分自身で具現化することが大事ですね。

さて、記事の中の図をみると、それぞれの疾患と歩数が書いてありますが、その中で私の専門のものだけについて批評します。うつ病の予防の歩数が4000歩というのは、データとしては見たことはありません
。これまでのデータをみると、うつ病の寛解状態の維持に必要な運動量は、一週間に150時間程度です。150時間というのは、一日20分から30分、毎日運動するというものです。ここに掲載した図をみてください。私が講演で使うスライドの一つです。図のHoffmannらの研究の結果をみると、自己申告で週に150時間以上運動すると、気分尺度であるHAM-Dスコアも改善しますし、寛解維持率も高い状態となります。

一日4000歩がこれに当たるかどうかはわかりませんが、しかし、このような目安をもって運動を推奨するということは、素晴らしいことです。

このブログでは何度も繰り返していますが、是非運動習慣を継続しましょう!

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