2016年3月2日水曜日

タイの飲酒事情 (タイ国立カセサート大学におけるゼミ合宿での経験)

日本はお酒に対して非常に寛容な国だと思います。日本のようにお酒に対して寛容な国は、勿論他にもあって、例えば中国に行った時も宴会では非常に度数の高い白酎(パイジュウ)を、「カンペー」の掛け声のもとに一気飲みしたりもします。しかし、お酒はあまり良いことでないという常識のある国もあります。最初に感じた国はインドです。インドでもお酒は飲みますが、街にいわゆる飲み屋がたくさんあるわけではありません。通常食事をする場所ではお酒は飲まず、飲むとすれば食事の後にバーで飲むという感じです。

タイもそういう国の一つです。食事の時に、ビールを飲むという習慣はありません。歓迎の食事会でも、ビールが出てくることはなく、水を飲むか、ジュースを飲むかです。マンゴージュースやグアバジュースなど、美味しいジュースはたくさんあります。

このような、禁酒の考え方は大学キャンパスでは徹底しています。キャンパスでの飲酒は一切禁止です。勿論、お酒は売っていません。また、キャンパスから300m以内では、レストランでアルコールを販売することも禁止されています。また、仏教の祝日ではアルコールはスーパーマーケットでも販売しません。

WHOによる、各国一人あたりの平均アルコール摂取量
しかし、一週間アルコールのない生活をしてみると、日本の学生もお酒は別になくても良いということが分かりました、というような感想を持っていました。カルチャーナイトと題して、食事をしながら交流をする夜があったのですが、ダンスを踊ったりしながら、お酒なしでも十分騒げましたし、私もみんなといっしょに踊りました。

そういうことなので、タイではアルコール依存症が少ないのかと思いましたが、話を聞くとやはり低所得者層ではそうでもないようです。もう少し客観的な数字がないかとおもって調べたところ、WHOのかなりしっかりした調査がありました。図に国別の一人あたりのアルコール摂取についての世界地図を示してありますが、これをみると宗教とアルコール摂取には強い関係があるようです。一番アルコール摂取が少ないのは、イスラム圏、その次がヒンドゥー、そして、仏教、キリスト教という旬です。キリスト教でも、カトリック系はやや少なめかもしれません。

しかし、大学生の飲酒に限ってみれば、日本の大学生の方が確実にアルコール摂取量は多いように思われました。早稲田大学の学生にとっては、良い経験ができたようにも思います。

アルコール反対のデモンストレーションの記事 (死体が並んでいるようですが、デモンストレーションです。)

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