2015年10月2日金曜日

ランニングが命を救った(うつ病の運動療法) The Guardianの記事

イギリスの大手新聞「ガーディアン」に、運動療法によって命が救われたという患者さんの記事が出ていました。これについて紹介したいと思います。Runnning Saved My Life (ランニングが私の命を救ってくれた)というこの記事は、運動によってうつ状態が改善したことを綴っています。どん底にあった自分の状態から、ウォーキングを始め、次第にランニングをするようになり、生活に光が差してきた様子が、自分の体験からありありと書かれています。

MyFitnessPalとRunKeeperという2つのアプリを使っているという話も書かれていますが、このうちRunKeeperは私も使っています。なかなかよいアプリです。

この文章の最後には、何と村上春樹が引用されていて、ほとんどのランナーは長生きするために走っているのではない、ただ単に充実した人生を送りたいからだ(Back Translation)と書かれています。

最近は、生活習慣からうつをなおすという話を時々講演でしていますが、これは本当のことだと思っています。生活の三要素、運動、睡眠、食事の中で、運動は睡眠を改善し、食欲を増すという意味でもっとも重要なものではないでしょうか。

こういった、うつ病に関わる運動療法は徐々に普及してきています。現在、私もうつ病、双極性障害に関する市民フォーラムで話をする予定が有り、その準備を進めていますが、これについてもまたご紹介したいと思っています。

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