2015年4月22日水曜日

シフトワークの禁忌

シフトワークの睡眠障害についての原稿を依頼されましたので、これについてここのところずいぶんと調べました。私自身は、シフトワークのアドバイスを専門的にやっているわけではありませんが、これはリズム障害の一種であるので、アスリートに対する時差対策などの経験が生きる部分もあります。一方で、職場の状況特有の内容もあり、これについてはよく勉強をする意味がありました。

この中で、日本看護協会が出しているシフトワークの書物の中に、シフトワークの禁忌の項目があることを知りました。看護業務は、シフトワークを強いられる業務の中でも非常に大きな分野の一つであり、医療に関連した分野でもあることから、シフトワークの問題については最も進んでいるとも言えるのではないでしょうか。こちらがそのリストのPDFファイルへのリンクです。

その項目禁忌項目は以下のとおりです。
○過去 1 年間に薬物治療を要する癲癇発作があった
○冠状動脈の疾患、とくに不安定狭心症あるいは心筋梗塞の既往歴がある
○定期的な投薬を必要とする喘息、特にステロイド依存型喘息である
○インシュリン依存型の真性糖尿病(IDDM)
(ただし、IDDM の労働者であっても、仕事および非番の日を通じて定期的な食事、運動量、
投薬を維持できるならば、夜勤専従者が夜勤につくことも容認される)
○多量の投薬を必要とする高血圧
○薬物の大量使用によって 24 時間周期を変化させること ―特に輪番制スケジュールの場合
○再発性消化性胃潰瘍
○過敏性腸炎 ―症状が重篤な場合
○慢性うつ病、あるいは薬物治療を要する他の精神疾患
○シフトワークの不適応症候群の既往がある

シフトワークが、高血圧、心血管障害、糖尿病などの疾患に対して悪い影響があることがしっかり盛り込まれていますし、更にはうつ病についても項目があり、非常に大切なリストであると思いました。このようなことは、実際にシフトワークをしている人やその管理者にはしっかりと周知する必要のあることで、ぜひこういった知識が広まると良いと思いました。

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