2015年2月25日水曜日

集団化と暴走について (朝日新聞記事)

朝日新聞インタビュー記事
(人質事件とメディア)集団化と暴走を押しとどめよ映画監督・作家 森達也さん

この記事を読みました。要点は、イスラム国を残虐として交渉の余地なしと考えるのが多勢で、少数意見は握りつぶされてしまう。これは、ファシズムの世論と一緒だというポイントです。中核の部分だけ少し引用します。

「 「イスラム国」の行為に対して「人間が行うとは思えない」的な言説を口にする人がいます。人間観があまりに浅い。彼らも同じ人間です。ホロコーストにしても文化大革命にしてもルワンダの虐殺にしても、加害の主体は人間です。人間はそうした存在です。だからこそ交渉の意味はあった。そうした理性が「テロに屈するな」のフレーズに圧倒される。利敵行為だとの罵声に萎縮する。こうして選択肢を自ら狭めている。」

こういうことをオープンに話すことは難しいことです。私はそういうことを、心を開きながら少しずつでも話し合えると良いと常々思っています。例えば、中国の留学生ともいろいろと話をします。南京大虐殺の話、文化大革命の話、抗日ドラマの話などです。オープンに話す姿勢を保てば、いろいろと新しいこともわかります。相手がどう考えているのかもわかります。

こういった問題は、誤解を招かないように丁寧に説明することが大事ですが、やはり恐怖から短絡的になる傾向は免れないかもしれません。ここで、あえてこのような意見をインタビューで話した、森さんは、しっかりした考え方を持っている方だと思いますし、こういった視点は忘れてはいけないことだとも思いました。

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