2014年10月27日月曜日

新しい睡眠薬 (3) スボレキサントを実際に服用してみました

スボレキサントの作用機序については、既に述べましたが、MSD社から発売されてサンプルが手にはいりましたので、実際に自分で服用してみました。一度服用しただけですので、一般化できませんし、人によって主観的な経験は異なりますので、まだ使用経験をまして行かないといけないと思います。その上での感想です。


まず、ベンゾジアゼピンとはかなり異なった印象です。眠気が出てくるという点では、あまり強くありませんでした。しかし、睡眠の質は向上しているように思いました。勿論脳波はとっていませんが、睡眠の持続が良いような印象も受けました。

スボレキサントの半減期は短い(約12.2時間)ですが、受容体占有の半減期などが調べられています。また、内因性のオレキシンと競合的に受容体を専有するので、朝起きて、オレキシンが分泌されると、働きが弱くなるということでした。確かに寝起きも悪くはないと思います。いつもよりも、朝起きた時に少し眠くて気持ちが良いなという感じはあったように思いますが、眠くておきられないというようなものではありませんでした。服用したのが10時半ころで、起床したのが6時半ころです。

実際に、不眠症の患者さんに使う場合に、オレキシンの効果をブロックし、メラトニンを高めるという意味で、ラメルテオンと併用してはどうか、あるいは、ベンゾジアゼピンと併用はどうかということが、考えられます。

まだ、使用が可能になったばかりの薬剤なので、慎重に考える必要はありますが、作用機序がユニークな薬剤なので、併用も含めて、使用経験を更に積み重ねたいと思っています。

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