2014年9月1日月曜日

第12回 日本スポーツ精神医学会学会総会・学術集会 鹿児島 (4) 総括

8月30日土曜日に、日本スポーツ精神医学会学術集会が開催されました。私はこれまで、第1回の集会から今回まですべての会に出席していますが、今回の学会はその中でも非常にクオリティーの高い学会であったと思いました。教育講演は、鹿児島大学精神医学教授の佐野輝先生、特別講演は東大名誉教授の武藤芳照先生、鹿児島県サッカー協会顧問の松澤隆司先生でしたが、どのお話も大変興味深く、多くの方がそれぞれのお話に聞き入っていました。私も、時間を忘れてお話を伺いました。シンポジウムも、「スポーツはこころを育む」という内容で充実したものでした。

私は、その中でも一般演題の質の高さに非常に感銘を受けました。これまで、日本スポーツ精神医学会は地方開催の時にはなかなか演題も集まらず、お願いして出してもらうということも有りました。また、演題の中には私の研究室の大学院生が、必ずしも精神医学と直接的な関連があるとはいえない演題を発表することも有りました。しかし、今回は、この学会に発表するために、北海道、群馬、栃木、東京、神奈川、三重、愛知、など九州外からも多くの演題が集まりました。そして内容も非常に興味深いもので、多くの有意義なディスカッションができたと思います。会員数も300を超え、今後さらに増えていくと思います。

プログラムは先に掲載しましたが、患者さんに対して、運動プログラムを実施しその成果を見たものが、増えてきているのは嬉しい事です。また、障害者スポーツも大きく発展してきています。レベルの高いアスリートのカウンセリングや、精神科医と臨床心理士の連携などについても発表がありました。更には、スポーツ現場での暴力についての非常に深い考察が、アンジェ心療クリニックの諸井先生からあり、全体として本当に多くの勉強ができる一般演題発表だったと思います。

懇親会にも多くの先生方が参加され、お開きとなっても多くの参加者の方々がその場を動かずに、話を続けているという状況でした。

来年は、9月第1週に札幌で開催されます。石金病院の井上誠士郎先生が会長となられますが、これもまた非常に期待できる学会であると思います。

日本スポーツ精神医学会、これからも応援よろしくおねがいいたします!
理事長 内田直

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