2014年5月18日日曜日

同僚 早稲田大学 広瀬統一准教授 世界一受けたい授業へ出演

昨日、家でテレビを見ていたら、同僚が出演していました。出演していたのは、准教授の広瀬統一(ひろせのりかず)先生で、彼はなでしこジャパンのフィジカルトレーナーもしています。彼とは、サッカーの試合を一緒に見に行ったり、いろいろと親しく付き合って居ます。そのような縁から、以前なでしこがワールドカップで優勝した際のヨーロッパ遠征の前の合宿で、時差調節のアドバイスをしたりしたこともありました。今回は、『世界一受けたい授業』という番組へのスタジオ出演です。かなり長時間にわたって、三時間目の保健体育を担当していました。

http://www.ntv.co.jp/sekaju/onair/140517/03.html





こういうことは、よくあります。学術院長の友添秀則教授は、ドーピングの専門家で、先日はクローズアップ現代に出演し、国谷さんのインタビューを受けていました。身体の動きを解析するバイオメカニクスが専門の川上康雄教授も、よくテレビに出演しておられます。

こういうテレビ出演は、私も以前にはキャノンが提供する科学番組『奇跡に地球物語』や、NHKの『アインシュタインの眼』などを担当したことがあります。番組を見たので、広瀬先生にメールしてみましたが、バラエティー番組で情報を提供することの難しさを勉強しましたと返事が来ました。私が見たところでは、とても上手に有用な情報を提供していたと思うのですが、彼の目から見れば、体幹トレーニングの重要な点を伝えきれていなかったことがあるのかもしれません。私自身も、このような番組の中で、詳細な部分を伝えることが十分できなかったなと思うことはありました。

しかし、こういう番組の利点は、すくなくともそういった分野があることを多くの人達が知り、そこを入り口として更に次のステップの知識を得る人が居たり、あるいは番組で伝えられた知識だけでもその部分の知識を生活に活かしたりするということのきっかけになるということだと思います。それだけでも、何もしないよりも大きな利点がると思います。

番組によっては、まったくこちらのアドバイスには耳を貸さず、面白おかしくやるだけの番組もあり、そこらへんの選択は大事かもしれません。以前、ある番組から依頼があった時に、それは断ったのですが、学生が、「先生があの番組にでていたら、ちょっとがっかりするよねぇ。」などと話していたのを聞いて、あまり商業主義に流れるのはいけないなと自重の念を新たにした覚えもあります。


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