2014年5月1日木曜日

向田邦子さんのこと (1)


向田邦子さんのエッセイ、父の詫び状を読みました。




私は、向田邦子さんの名前は勿論知っていましたが、彼女の作品を今まで一度も読んだことはありませんでした。更には、彼女が例えば、「寺内貫太郎一家」の脚本を書いたという認識もあまりなく、名前だけ知っている人という存在でした。

ところが、私の仕事机のそばに、家族の本が雑多においてある本棚があるのですが、そこに、この文庫本が置いていつからか置いてあります。多分、私の両親のうちのどちらかが読んだのではないかと思います。もしかしたら、昔それを私が持ってきてそこに置いたのかもしれません。いずれにしても、そこにあるなということは気づいていました。たまにパラっとめくってみましたが、もうページの周りは赤茶けた感じになっています。

この本とは別に、少し前に自分はページスキャナを買ったので、本を電子化して読むことに興味を持っていました。なにか、自分で電子化する適当な本がないかなと思い、目についたこの本を電子化してみようという気になりました。誰の持ち物である本かわからないものをカッターで背表紙を切ることに多少抵抗はありましたが、興味に惹かれてやっていました。それを見ていた子供が、自分の本も電子化されてはたまらんと思ったらしく、私に昔貸していた本を回収していきました。

文庫本を電子化する作業は、やってみると道具が揃っていれば30分ほどの作業です。面倒くさいので、どの本もやってみようとは思いませんが、それをスマートフォンで読むことには興味がありました。スマートフォンはいつでも持ち歩くので、読んでみようという気にもなり、PDFファイルに電子化する作業が完成すると、スマートフォンに移しました。スマートフォンの画面で、文庫本の1ページを読むのは小さすぎて読みにくいのですが、しかし、自分で作ったものなので、読まないともったいないというなんとも本末転倒な気分になり、是非これで読もうという気にもなって、意外と集中して読みました。

そして、読んでいけば読んでいくほど、向田邦子さんの人間的な魅力に興味を引かれたのです。

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