2014年4月19日土曜日

タバコとメンタルヘルス

タバコが体に良くないことは、よく知られていて、最近はタバコをやめる人も多くなってきました。私も、20代の頃タバコを吸っていました。また、その頃はタバコを診察室で吸う医者も居たのではないかと思います。私は30すぎに結婚して、ほぼ同時にカリフォルニア州に留学したのをきっかけにタバコをやめました。カリフォルニア州はご存知のように、非常に先進的な州で、人々もヘルスコンシャスです。ジョギングをする人も多く居ますし、なにより気候がスポーツに向いています。したがって、タバコを吸うことは非常に困難です。そんなことで、タバコをやめましたが、これは自分にとってはとても良かったと思っています。

一方で、タバコは体には悪いが、ストレスを解消するなど、メンタルヘルスには良い面もあるとする考えを述べる人も居ます。本当に、タバコをやめるとストレスでメンタルヘルスが悪化するのでしょうか。このような研究はこれまでにも多くあります。イギリスのテイラーたちは、このような研究をたくさん集めてもう一度解析しなおし、禁煙した後にメンタルヘルスがどう変わるのかについての論文を、最近提出しました。

Change in mental health after smoking cessation: systematic review and meta-analysis
Taylor G, et al. 2014

この論文によると、タバコをやめられた人とそうでない人をフォローアップして、やめられた人のやめた7週間後と9年後のメンタルヘルスの比較をしています。その結果、不安、抑うつ、そしてその両者の共存、およびストレスが、タバコをやめた人ではやめなかった人よりも改善していると報告しています。

更には、心理的な生活の質と、ポジティブな気持ちの構えは、タバコをやめた人のほうがより改善されているとも報告しています。

こう考えると、タバコをやめるときにはそれなりのストレスはあるかもしれませんが、長期的に考えれば、やめたほうが、メンタルヘルスに対しても良いということになりそうですね。

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