2014年2月27日木曜日

社交不安障害

社交不安障害は、対人場面や人から注目をあびる場面で、非常に緊張感が高まり、そのような場面を避けるようになる障害である。対人恐怖などと言われていたケースで当てはまるものもある。

社交不安障害からうつ状態になる人も多い。実際に患者さんの話を聞いていると、一対一の診察の場面ではさほど問題がなさそうでも、社会生活の中での様々な場面ですごく緊張が高いということが分かる。次の日に何らかのプレゼンテーションがあると、前の日に何度も何度も練習して、その日の夜はよく眠れないという人も多くいる。したがって、どの患者さんにもひと通り社交不安障害があるかどうかを聞いてみる。

また、社交不安障害によるストレスは、仕事の様々な場面で起きてくるので、丁寧にどのような環境で仕事をしているのかを聞くことも大切である。IT従業者のうつ病は非常に多いが、IT従業者が仕事のストレスで鬱になっているのではない場合もある。IT従業者は、自社で仕事をせずにクライエントの事務所に出向いて行って、そのプログラムの修正を行うプロジェクトを定期的に移動しながら行う場合も多い。そういった時に、プロジェクトが変わると新しいクライエント会社の担当者に変わる。その時に、担当者が高圧的な人だったりすると、社交不安障害のある人は非常に大きなストレスを感じる。また、そうでなくても新しい担当者と導入の打ち合わせをすることに大きなストレスを感じることもある。

このような人は、自社で仕事をする部署に回ると良くなる。そのような希望を出すことに気づいていない場合もあるので、詳しく話を聞いてあげるとそのようなアドバイスも出来る。会社によっては、そんなふうに部署転換ができない会社も多いが、大きめの会社であれば、そういうことが可能な場合もある。

また、継続して社交不安障害を改善する薬物療法を行うことも意味がある。この薬は、効果のあるケースは少なからず有り、うつ状態が改善しても継続的に服用したほうが良い場合が多い。

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